音楽グループ「ET-KING」のリーダーである「いときん」さん(38)が、肺腺がんを患い、治療に専念するというニュースが入ってきました。
芸能人のガンと言えば、先日の日本中を悲しませた小林麻央(こばやしまお)さんの逝去が記憶に新しいですが、いときんさんもステージ4の進行がんであるとの事で、ネット上では多くの心配の声などがあがっているようです。
この記事では、そんな、いときんさんのがん発覚の経緯や、いときんさん自身のコメント、またステージ4の肺腺がんの患者さんの現実や今後の展望などについて、調べてみたいと思います。
目次
いときんのプロフィール 所属グループのET-KINGは、過去にTENNの自殺も…
それではまず初めに、いときんさんのプロフィールの方からご紹介したいと思います。
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いときん
生年月日 1979年3月3日(38歳)
出身地 兵庫県三田市
血液型 A型
学歴 兵庫県立有馬高等学校卒
職業 MC、トラックメイカー、プロデューサー
グループ ET-KING
担当 ボーカル
活動期間 1999年~
いときんさんは、兵庫県出身の現在38歳で、J-POPグループであるET-KINGのメンバーになります。
ET-KINGは現在は6人で活動するグループですが、全員が”はっぴ”を身にまとって行われるライブなどが特徴的なようです。
そんなグループの中でも、いときんさんはリーダーとして、MC、トラックメイカー、プロデューサーなどを務め、その他にもグラフィティー、彫師、格闘家など多彩な経験をお持ちの方のようです。
しかし、ET-KINGには悲しい過去もあったようで、2014年の9月には、メンバーの一人でSPEEDの上原多香子さんの旦那さんでもあったTENN(テン)さんが自殺によって亡くなるという悲劇が起きたようです。
この影響を受けて、ET-KINGは活動を一時休止していたようですが、2015年7月1日、6人体制で活動再開を発表。
いときんさんも、イトキンの芸名をひらがなのいときんに改め、プロデューサー名義を高平 真作(たかひら しんさく)に改名するなどされて、活動されていました。
いときんのガンは肺腺がん ステージ4で進行性のがん
そんな、いときんさんに、肺腺がんが見つかったのは、今年の6月に受けた、毎年定期的に受けている健康診断がきっかけだったようです。
その結果、いときんさんには肺腺がんが見つかり、7月に細胞検査などをした結果、ステージ4の進行がんであることが判明。
さらに、このガンは現在、リンパ節や脳にも転移しているとの事です。
いときんさんはこの診断結果を受けて、スタッフと話し合った末に、しばらくの間は治療に専念するため、個人の年内のライブ活動を休止する事を決意されたようです。
以上が、今回発表された、いときんさんの肺腺がん公表の概要となっています。
いときんさんは毎年、健康診断を受けていたにも関わらず、ステージ4のがんがいきなり発見されたというのは、ショックであると同時にとても怖いですね…。
いときんのコメントや今後の活動
上記のようなガンの発見に伴って、いときんさん自身もその思いをコメントとして発表されています。
以下に、いときんさんのコメントを掲載させて頂きたいと思います。
7月26日から、大阪市内の病院に深部静脈血栓症の為入院しております。
そしてもう1つ、治療をしなければならない病気にかかっております。
病名は肺腺がんです。?
6月に健康診断を受けた際に発覚し、7月に細胞検査などをした結果、ステージ4の進行がんであることが分かりました。
リンパ節、そして脳にも転移しております。
これから生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い、治療法を選択し専念していきたいと思っております。?
ET-KINGいときんとしてのライブ活動はしばらく休ませて下さい。
ライブ関係者各位、イベンターのみなさまには、年内のライブにつきまして大変ご迷惑をおかけすることになりますが、事務所メンバー含め精一杯の対応をして参りますので、どうかよろしくお願い致します。?
ET-KINGのリーダー、いち大阪のブルースマン、そしてHIP HOPのトラックメイカーとして、?自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したいと思っています。
生きたい!!
ET-KING 、OSAKA ROOTS
いときん
といったように、いときんさんのコメントからは、とても前向きにガンと向き合っている印象を受けますが、実際にはショックや不安も大きかったでしょうね…。
年内はET-KINGのライブ活動などはお休みするとの事ですが、とりあえずは治療に専念して頂きたいですね。
ステージ4の肺腺がんの生存率や現実
そんな、いときんさんの患っているステージ4の肺腺癌ですが、一般的に考えると厳しい状態の癌であると言わざるを得ないようです。
筆者はガンについて、特別に詳しい訳ではありませんが、複数のサイトで調べてみたところ、以下のような情報を見つける事が出来ました。
まず、肺腺がんのステージ4は、一般的には「末期がん」と言われる状態のがんであり、
- 左右の両方の肺にガン細胞がある
- 胸水の中にガン細胞が見られる(悪性胸水)
- 肺以外の脳、肝臓、骨などの臓器に転移している
この3つのうちのどれか1つでも満たすと、ステージ4と診断されるそうです。
そして、肺腺がんがステージ4まで進行すると、
- 食欲がなくなる
- 体重が激減する
- 肺炎を起こして発熱する
- 胸・骨などに痛みを感じる
- 声が枯れたり出にくくなる
等の症状が現れてくるそうです。
そして、ステージ4の肺腺がんの患者の生存率は、おおよそのデータとして、化学療法を行った場合は、1年生存率は50-60%、5年生存率は5%以下などと言われているようで、厳しい数字となっているようです。
早期発見が出来たガンならば、ガン細胞が小さいうちに外科手術で取り除く事が出来るため、簡単に完治させる事が出来るようですが、末期がんになると色々な場所にガンが転移しているため、外科手術でガン細胞を取り除く事がほぼ不可能となってしまうようです。
また、ステージ4の肺腺がんの場合は、主に、
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
といった治療を行うそうですが、基本的には抗がん剤のみの治療を行う病院が多いとの事です。
以上のように、現実的にはかなり厳しい状態と考えられるステージ4の肺腺がんですが、ネット上には多くの余命を延ばす事に成功したという体験談なども紹介されています。
手術は出来ないとされているので、完治は難しいようですが、少しでも長く、質の良い生活が送れるような治療法は色々と考えられているようです。
終わりに
以上、ET-KING・いときんさんの肺腺がん公表に伴い、いときんさんのこれまでの活動歴や、がん発覚の経緯や現在の症状、そして今後の展望などについて探ってみました。
私などが、軽はずみに治る・治らないなどと言える事ではありませんが、いときんさん自身が「生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い、治療法を選択し専念していきたい」、そして「まだまだ作品を残したい」「生きたい」とコメントされている以上、その望みが叶うように、希望を捨てずに願いたいなと思います。
いときんさんも、早く音楽活動を再開したい気持ちだとは思いますが、焦らずに、病状が少しずつでも良い状態になっていって欲しいなと思いますね。