ジェームズボーエンの現在 ストリートキャット・ボブの足を助け奇跡の逆転人生

動物達の見せる純粋な表情や仕草には、癒されたり勇気を貰う事も多いですが、世界中に感動を呼んだ、ある男性と1匹の猫の物語が話題となっているようです。

ジェームズボーエン ボブ

画像引用:streetcatbobのツイッターより

8月31日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」でも取り上げられるようですが、その男性とはイギリス・ロンドン在住のジェームズ・ボーエンさんという方で、「ボブ」という茶トラの毛色が美しい猫と暮らしているそうです。

という事でこの記事では、そんなジェームズさんとボブにまつわる、

  • ジェームズさんのプロフィール・生い立ち
  • ジェームズさんとボブの出会い
  • ジェームズさんの困難と薬物依存脱却まで
  • ジェームズさんとボブの2017年現在
  • ジェームズさんとボブの関連作品

などについて、探ってみたいと思います。

スポンサーリンク
アドセンス 広告

ジェームズ・ボーエンのプロフィール

それではまず初めに、ジェームズ・ボーエンさんのプロフィールや生い立ちなどについて、ご説明したいと思います。


ジェームズ・ボーエン(James・Bowen)

生年月日     1979年3月15日(38歳)

出身地      イングランド・サリー州

居住地      ロンドン

活動       作家、ストリートミュージシャン

著書       「ボブという名のストリート・キャット」など

ジェームズさんはイングランド・サリー州で生まれ、2017年8月現在は38歳になります。

3歳の時に両親が離婚され、母親のペネロペさんと一緒にオーストラリアに移住したそうです。

ペネロペさんは、仕事の関係で転々と引っ越しをした為、ジェームズさんは転校する先々でいじめを受けていました。

そしてジェームスさんは高校2年生で教育を中止し、ADHD、統合失調症、躁うつ病と診断され、自閉症になり荒んだ青年時代を過ごすようになっていったそうです。

また、母・ペネロペさんは再婚しましたが、ジェームズさんはお母さんの再婚相手の家族とも上手く行かず、家にも学校にも居場所のない状態になっていきました。

そんなジェームズさんですが、18歳の時、ロックミュージシャンになることを夢見て、単身ロンドンに移住。

しかし、すぐに挫折してしまい、ホームレス生活を送るようになっていきます。

やがてジェームズさんはホームレス生活の過酷な現実から逃避する為にヘロインに手を出し、常習するようになっていきました。

スポンサーリンク

ジェームズボーエンと野良猫ボブの出会い

そしてジェームズさんは、重度のヘロイン中毒に陥ってしまいました。

ある時、路上で行き倒れていたところ、ボランティア団体のサポートを受け、公営アパートに入居。

薬物依存の更生プログラムを受け始め、プログラムの1つとして、医師が処方する合成麻薬を飲んでいましたが、ジェームズさんはその合成麻薬を、強いものから弱いものへ切り替えていく事が出来ずにいました。

そんなジェームズさんが運命の猫と出会ったのは、2007年3月の事だったそうです。

ある日の事でした。

ジェームズさんがストリートライブを終えて帰ると、公営アパートの階段玄関には、みすぼらしい1匹の野良猫がうずくまっていて、よく見ると足は化膿して腫れ上がり、お腹にも怪我をしていたそうです。

周囲に誰も見当たらなかった為、ジェームズさんはとりあえず自宅に連れ帰り、応急処置をしてエサを与えました。

それから3日後、ジェームズさんは猫を病院に連れて行き、足の治療をしてもらったそうです。

治療費は22ポンド(約3600円)でしたが、当時のジェームズさんの稼ぎはストリートライブによる1日3000円ほどで、大きな出費でした。

しかし幼少期に猫と暮らし、大の猫好きだったジェームズさんは、怪我をして弱っているこの野良猫を見捨てておけなかったと言います。

そして、ジェームズさんは猫の傷が治るまでの2週間、世話をしました。

やがてジェームズさんは猫との生活が楽しくなっていったと言いますが、この時のジェームズさんに猫を飼う余裕はなく、元気になった猫を離れた公園に連れて行き、そのまま置いていきました。

しかし、その日ジェームズさんが帰宅すると、数キロ離れた公園に置いてきたはずの猫は、アパートに戻ってきていました。

そしてジェームズさんは、自分の元を離れない猫を見て、

この猫も自分と同じで、他にどこにも行く場所がないんだ。

と感じるようになり、一緒に暮らし始める事にしたそうです。

ジェームズさんはこの茶トラのノラ猫を「ボブ」と名づけました。

こうした経緯について、ジェームズさんは以下のように語っていたようです。

なぜかはよくわからないけれど、ボブの世話をするという責任が僕を少し元気づけた。

僕の人生に新たな意義が生まれたと感じたんだ。

自分以外の誰か(何か)のために行動することでね。

引用:http://bigissue-online.jp

ボブが僕の人生に入りこんでくる前は、自分のことでさえ面倒を見切れていなかった。

でもボブがやってきて、彼の世話をするうちに、自分のことも以前よりもきちんとできるようになってきたんだ。

彼は僕を無条件に愛してくれるからね。

引用:http://bigissue-online.jp

さらに、ある日、ジェームズさんはボブがついてきてしまった為、ボブを連れてストリートライブを行いました。

すると、この日の収入はいつもの3倍にもなったそうです。

以降、ジェームズさんはボブと片時も離れず行動するようになり、次第に、けなげに生きる二人の姿に共感が集まり、多くの常連客が付くまでになっていったそうです。

bo6

画像引用:streetcatbobのツイッターより

そんなボブの特技はハイタッチ(海外では「Hi FIve」というそうです)だそうですが、そんなボブの仕草や、マフラーを巻く愛くるしい姿が人気となっていったようです。

ボブは普通の猫と違って人見知りせず、人ごみの中でもじっとしているので、ジェームズさんのストリートライブ時も一緒に居る事が出来るのですが、過去には奇妙な格好の男に驚かされた時と、ロットワイラー犬に襲われそうになった時だけは、ボブは逃げ出しジェームズさんと離れ離れになってしまったそうです^^;

そんな時はジェームズさんも、「もう戻ってこないかもしれない」と落ち込んだそうですが、ボブは2~3時間後には、ひょっこり戻ってきたとの事です。

という事で、今では互いに、どこまで行っても切り離せない関係のようですね^^

英語になりますが、以下の動画に、そんなジェームズさんとボブの日々の活動の様子が収められています。

ジェームズボーエンを襲った困難と、薬物依存脱却まで

そんなボブとの出会いによって、生きる意味を見出したジェームズさんでしたが、その後も幾つかの困難に見舞われたようです。

ある時は、ストリートライブをしている最中に、「客に謝礼を強要しているのを見た」と通報された事によって、脅迫罪の容疑で逮捕されてしまったそうです。

容疑を否定したジェームズさんでしたが、有罪となり、執行猶予はついたものの、次に捕まれば懲役という状態になってしまいました。

ストリートライブは禁じられ、 ミュージシャンの夢も絶たれ、ストレスから強い合成麻薬に手が伸びていきました。

また、再び収入を失って、生活の危機に瀕したジェームズさんでしたが、「ビッグイシュー」という、ホームレスなどの生活困難者の自立を支援する団体によって、毎週発行されている情報誌の販売を始める事にしました。

ビッグイシュー 東京版

2017年8月1日のビッグイシュー日本版の表紙(画像引用:streetcatbobのツイッターより)

ジェームズさんの売り上げは優秀で、瞬く間にトップクラスに上り詰めて行きます。

ボブと一緒に行っていたストリートライブの時ほどの稼ぎではなかったものの、ジェームズさんにとっては、ボブと暮らしていけるだけの稼ぎがあれば十分だったと言います。

しかし、そんなジェームズさんの姿に嫉妬した他の販売員によって、「ジェームズさんが自分の受け持ち地区以外で雑誌を販売している」という苦情が、本部に寄せられてしまいました。

もちろんジェームズさんは違反などしていなかったのですが、本部に出頭し、もし販売資格を取り上げられたら、再び路上生活に舞い戻ってしまう…。

先の見えない不安から、薬の量も増えていったそうです。

そしてジェームズさんは、本部に出頭せず、毎日逃げるようにロンドン市内を渡り歩いていました。

しかし、そんな自分を見つめるボブを見ていると、

君は間違っている 逃げちゃダメだ

と訴えているように思えたというジェームズさんは、雑誌の販売本部へ行き、謝罪する事を決心しました。

すると、本部から言い渡された罰則は、数週間の間、販売する時間を制限するだけというものだったそうです。

こうした経緯を経て、ジェームズさんは薬物依存から立ち直る決意もされます。

ジェームズさんは、合成麻薬を医師に返し、48時間の禁断症状に耐えることにしたのでした。

幻聴や幻覚、体中を虫が這うような不快感に襲われたと言います。

ボブは、そんな禁断症状に苦しむジェームズさんの姿をずっと見守り続けてくれたそうです。

そしてジェームズさんも、ボブとの生活の未来のために、苦痛に耐え続けました。

こうして、ジェームズさんは薬物依存から抜け出す事に成功されたそうです。

まさに、ボブとの出会いによって、人生が建て直されていったようですね。

(本段落の情報参照元:奇跡体験!アンビリバボーの公式HP

スポンサーリンク

ジェームズボーエンの薬物依存脱却後や2017年現在の活動

そんなジェームズさんとボブには、もう一つ、ある奇跡が起こりました。

なんと、 2人の物語が「A Street Cat Named Bob(日本版タイトル:ボブという名のストリート・キャット)」という本になったのでした。

きっかけは、路上で雑誌を販売するジェームズさんとボブの様子が、編集者の目に留まったことだったと言います。

そしてこの本は、イギリスで80万部の大ヒットを記録しました。

この本の印税を元手に、ジェームズさんはボブとアパートで暮らし始めたそうですが、それ以外に残ったほとんどの印税は、捨てられた犬やネコを救済する基金に寄付してしまったそうです。

これについてジェームズさんは、

おカネはボブと暮らしていける分だけあれば十分さ。

これからは、人を支えていけるような生き方がしたい。

とコメントされていたようです。

そんなジェームズさんとボブのストーリーはその後、映画化もされ、2017年8月26日からは「ボブという名の猫」というタイトルで、日本でも上映が開始されたようです。

これに伴い、ジェームズさんとボブも2017年の8月初頭に東京を訪れ、トーク&サイン会を開かれていたようです。

ジェームズボーエンとボブ

ジェームズボーエンとボブ

ジェームズボーエンとボブ

ジェームズボーエンとボブ

画像引用:StreetCatBobのフェイスブックより

そんなジェームズさんとボブですが、2017年現在もロンドンに住み、音楽活動を行いながら一緒に暮らしているとの事です。

ジェームズ・ボーエンとボブに関する本や映画

すでに前述しましたが、ジェームス・ボーエンさんが発表した「A Street Cat Named Bob(日本版タイトル:ボブという名のストリート・キャット)」という著書は、2012年1月に発売され、現在では日本をはじめとして、世界28カ国で翻訳出版され大ヒットを記録しているようです。

ボブという名のストリート・キャット

画像引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4777812693/bionline-22/

さらに、その後も「The World According to Bob(日本版タイトル:ボブがくれた世界)」という続編も発表され、こちらも大ヒットを記録しています。

ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険

画像引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4777814297/bionline-22/

さらに、ジェームスさんとボブの物語を描いた映画「A Street Cat Named Bob」も、2016年11月からイギリスで公開されました。

そして同映画は、日本では「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」というタイトルで、2017年の8月26日から公開されています。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

画像引用:http://eiga.com/movie/87050/

日本版の予告編は、以下になります。

またこの映画では、実際にボブが猫役として出演しているそうです!

スポンサーリンク

終わりに

という事で、世界中の人々の心に感動や優しさを与えた、元ホームレスのジェームズ・ボーエンさんと元ノラ猫のボブの奇跡の物語について、簡単ではありますがご紹介させて頂きました。

bo11

画像引用:StreetCatBobのフェイスブックより

傷付き、人生の行き先を見失っていた二人が出会う事によって、お互いが必要としているお互いのために、愛や希望を持って生きるように変わっていった事は、偶然ではなく、神様からの贈り物だったのかも知れませんね。

今後も、お二人が末永く、幸せな生活を送られる事を願っています!