[嫌われる勇気]中止の危機!なぜ?今後や、アドラー心理学会の抗議内容は?

[嫌われる勇気]中止の危機!なぜ?今後や、アドラー心理学会の抗議内容は?

現在、女優の香里奈さん(32)主演の、毎週木曜午22時~のフジテレビ系ドラマ「嫌われる勇気」が、日本アドラー心理学会から抗議を受けていることがわかりました。

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同ドラマは、岸見一郎氏と古賀史健氏の共著による「アドラー心理学」を解説した書籍、シリーズ累計180万部超の大ベストセラー「嫌われる勇気」を原案に、刑事ドラマとして大胆にアレンジしたものです。

今回はなぜ同ドラマが抗議を受けているのか、その理由を日本アドラー心理学会の抗議文から探り、今後のドラマの存続などについて考えていきたいと思います。

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ドラマ「嫌われる勇気」の原作や概要 アドラー心理学とは?

冒頭でも触れましたが、ドラマ「嫌われる勇気」は岸見一郎氏と古賀史健氏の共著である大ベストセラー「嫌われる勇気」を原案にしていて、それをベースに刑事ドラマとしてアレンジしています。

香里奈さん演じる、独身・彼氏なしの媚びない敏腕刑事が、女性にも共感されそうで魅力的ですよね。

また、そもそもアドラー心理学とは一体どんな考え方なのかについて調べてみると、簡単に言えば以下のようなに言われているようです。

アドラー心理学とは?

アドラー心理学の特徴は、「すべての悩みは対人関係の悩みである」とした上で、フロイト的な原因論を根底から覆す「目的論」の立場をとるところにある。
たとえば、「子どものころに虐待を受けたから、社会でうまくやっていけない」と考えるのがフロイト的な原因論であるのに対し、アドラー的な目的論では「社会に出て他者と関係を築きたくないから、子どものころに虐待を受けた記憶を持ち出す」と考える。
つまりアドラーによれば、人は過去の「原因」によって突き動かされるのではなく、いまの「目的」に沿って生きている。

こうしてトラウマを否定するアドラーは、人生(生き方)とはいつでも選択可能なものであり、過去にどんなつらいことがあったとしても、これからどう生きるかには関係がない、と唱えた。

人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎない。

いま幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもないし、お金でもないし、恵まれた環境でもない。

変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないのだ。それがアドラーの主張だった。

引用:http://book.diamond.ne.jp/kirawareruyuki/aboutadler/

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アドラー心理学会からのクレームの内容

上記のような経緯で、現在、制作・放送されているドラマ「嫌われる勇気」ですが、今回受けた日本アドラー心理学会からのクレームの内容は、以下のようになっています。

株式会社フジテレビジョン 『嫌われる勇気』製作責任者御机下

非営利社団法人日本アドラー心理学会(以下、「本学会」と称します)は、国際 アドラー心理学会連合 International Association of Individual Psychology の 連携機関とし て、アルフレッド・アドラーの心理学の研究と啓発を目的として設置された組織で す。約1千名ほどの会員を擁し、研究集会の開催、研究誌の発刊などを行なってお ります。

さて、貴社が製作・放映しておられますドラマ『嫌われる勇気』の内容について、 きわめて重大な問題があると認識いたしまして、善処をお願いいたしたく本書状を さしあげます。

これに先だって、図書『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎氏にご事 情を伺った上で、貴社に本状をお送りすることをお伝えしております。

貴番組のアドラー心理学理解は日本及び世界のアドラー心理学における一般的な 理解とはかなり異なっているように思えます。

そのような一般的でない見解を、テ レビのような公共的な場で、あたかもそれがアドラー心理学そのものであるかのよ うに普及宣伝されるのは、日本のアドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げ になると考え、本学会としては困惑しております。

簡単に問題点を指摘させていただきますと、そもそも「勇気」とは、「勇気とは 共同体感覚のひとつの側面である」(アドラー)と言われておりますように、「共 同体感覚」と関係して理解されております。「共同体感覚」とは「共同体感覚は、 人々が相互に理解し合い、一致に到達し、意見や信念を分かちあうことを可能にす るものである」(ヘレーネ・パパーネク)と言われるように、他者と共同し協力し て生活する能力のことを意味します。

しかるに、ドラマ『嫌われる勇気』の中では、 たとえば「私はただ、感じたことを口にしているだけ」と言っている主人公を「ナ チュラルボーンアドラー」としているなど、「相互理解のための努力」や「一致に 到達する努力」や「意見や信念を分かちあうための努力」の側面を放棄しているよ うに見受けられます。

専門家の意見も聞きたいと考え、本学会所属のアドラー心理学指導者野田俊作氏 に相談したところ、「たしかに岸見氏がおっしゃるように、他者の評価でもって自分の価値を判断する必要はないけれど、そういうことにとらわれずに、『他者の幸 福のため』に自分がすべきことをするというのが、アドラーの教えだと理解しています。

ですから、自分の行為の結果が他者にどういう影響を与えるかについて、いつも配慮をしなければならないと思います。

ドラマの中の考え方には『他者の利害』 という見方が完全に欠落している気がします。それではアドラー心理学とは言えません」というコメントをいただきました。

放映の中止か、あるいは脚本の大幅な見直しをお願いしたいと思っております。 早急にご検討いただき、善処いただければさいわいです。

平成二十九年二月三日 非営利社団法人日本アドラー心理学会 会長 中井亜由美

簡単にざっくり言えば、原案の「嫌われる勇気」は相互理解や共同体を意識した勇気なのに対し、ドラマの「嫌われる勇気」の主人公の言動からは、分かり合う努力を放棄しているように見えるというのが、今回のクレームの原因だったようです。

まとめ

という事で、ドラマ「嫌われる勇気」の抗議問題について、その内容について調べてみました。

視聴率の低迷が囁かれているフジテレビですが、その中でも同ドラマは6~8%台と低水準の視聴率を推移しており、脚本の大幅な見直しに踏み切るのか、打ち切りに追いやられるのか、今後の動向が心配されますね><

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