[おごりだからいじめではない]発言に批判殺到!経緯や問題点を考察

[おごりだからいじめではない]発言に批判殺到!経緯や問題点を考察

福島第一原発事故で横浜市に自主避難をした児童が「賠償金あるだろ」と言われ、ゲームセンターなどで約150万円を支払わされていた事実を受けて、子どもを守るべき教育長が、これを「いじめと認定できない」と発言したことに対し、世論の批判が殺到しているようです。

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批判を受けているのは、横浜市教育委員会の岡田優子教育長が1月20日、市議会常任委員会で話した「関わったとされる子どもたちが『おごってもらった』と言っていることなどから、いじめという結論を導くのは疑問がある」という発言ですが、端的に見れば理不尽極まりない発言のように思えますね。

この理論が罷り通れば、カツアゲも恐喝も、おごりなら問題ないという事になりますし、更なるいじめを助長するような発言だと思います。

今回は、なぜこのような岡田教育長の発言が出てきたのかその経緯や真相、世間の反応やそれを受けての教育委員会の対応などについて見ていきたいと思います。

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「おごりだからいじめではない」 岡田優子教育長の発言の概要

ではまずは今回の騒動の起こった経緯などを要約してみたいと思います。

いじめを受けていた男子生徒が震災の5ヶ月後、2011年8月に福島県から横浜市の小学校へ、2年生で転校してくる。

直後から名前に「菌」をつけられるなどのいやがらせを受け、不登校に。

また男子生徒は横浜駅やみなとみらい周辺のゲームセンターでの遊興費、食事代、交通費などをすべて、負担させられた。これが、問題になっている「150万円のおごり」。

男子生徒はその後、2度目の不登校に。

2015年12月には生徒の両親が市教委に調査を申し入れ、2016年1月、第三者委員会が市の諮問を受けて、調査を開始。

11月にその結果が報告書にまとまる。

報告を受けた横浜市教育委は12月、検討委員会を設置。

当時の対応の検証を始め、2017年3月にも結論をまとめる方針だそうです。

そして1月20日、横浜市議会の常任委員会。

岡田教育長の、その進捗を報告する際に『おごりだからいじめではない』という趣旨の発言が飛び出す。

という事で、今回の発言の根拠となっているのは、第三者委員会の調査結果だそうです。

ざっくり言ってしまえば、いじめと推測され得る出来事だけれど、断定は出来ないといった判断でしょうか?

“おごりおごられ行為そのものについては『いじめ』と認定することはできないが、当該児童の行動(おごり)の要因に『いじめ』が存在したことは認められる“

回りくどい言い方ですが、これが第三者委員会の判断だそうで、岡田教育長の発言もこの考えをもとにしたものだったようですが、かなり言葉不足となってしまいましたね。

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抗議で市教委の電話はパンク 猛烈批判の内容

この発言に対して世間では不満や批判が爆発。
市教委の担当部署には抗議が殺到したのか、問題の発言をした日は電話が一日中つながらない状態が続いたそうです。

「おごりと言えばいじめじゃないのか」「市教委は子どもを守れるのか」などとの批判が相次ぎ、署名サイト「Change.org」で、抗議の署名活動も始まったといいます。

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また、午前に開かれた市教委臨時会に合わせ、建物の外で「じゃあいじめって何ですか?」と掲げた看板を持つ人の姿もみられたとの事で、その波紋の大きさが覗えると思います。

いかなる理由があるにせよ、子供の健全な教育を守る立場の教育委員会が、このような大きな誤解を招く発言をされるべきではないと思いますし、波紋が広がったのも仕方がないのかなと感じます。

批判を受けた市教委側の見解・対応 おごり・いじめ

この発言に対し、生徒側の弁護士が市教委に「被害児童を無用に苦しめる発言については、即時撤回されたい」などと申し入れをしており、第三者委員会の報告にある「いじめの要因があったという内容には全く言及されていない」としつつ、その内容を「大幅に後退させるものである」と批判されております。

そしてこの申し入れを受け、市教委側の担当者が報道陣に「教育長の発言は言葉足らずだった。当時はいじめと認定できたかというと難しいという趣旨だった」との見解を発表されました。

さらにこの見解に対しても批判があがっているようで、

市教委側は批判に対し、持ち帰って検討すると、改めて見解を出し直す可能性を示唆するなど、迷走しているようです。

「おごり」だと言えばいじめではない? 感想

という事で、物議を醸している今回の岡田教育長の発言ですが、本人にそのつもりはなくても、これだけ大きな誤解や批判を生んでしまう発言をしてしまうという事は、きっとそこまでしか思いが及んでいないという事なんじゃないかと個人的には感じましたね。

普通に考えて、今回の男子生徒に対して、本当に親身になっていたら、「おごりだからいじめとは認められない」といった言葉が発せられるはずはないと思いますし、いじめの問題に真面目に向き合っていない、職務を怠っているとみられても仕方ない部分があるのではないでしょうか?

お堅い事務的な対応に拘るのではなく、本当に子供やその親御さんが求めている未来を切り開くように努めていただきたいと思います。

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