今、在外中国人のあいだで一冊の”あるマンガ”が話題になっているといいます。
そのマンガとは『マンガで読む 嘘つき中国共産党』という作品で、習近平政権を徹底的に批判したマンガとなっているようです。
今回はこのマンガの具体的な内容や、作者や書かれた経歴、そして話題になっている理由について調べてみたいと思います。
『マンガで読む 嘘つき中国共産党』の内容について
それでは話題の『マンガで読む 嘘つき中国共産党』について、その内容を見ていきたいと思います。
著作権の関係上、本の画像や中身などは掲載出来ませんが、一部Amazonより視聴出来ましたので、個人的意見を述べたいと思います。
マンガの一部には私達、日本人を扱った箇所もありましたが、内容は中国政府が推し進める反日教育や反日意識の煽動について、風刺したものがありました。
漢字の授業から抗日ドラマ、ゲームの内容に至るまで、国民に日本を嫌いにさせる内容が盛り込まれているようです。
その他にも習近平政権の独裁政治や、思想弾圧の実情などを始め、現在の中国共産党の政治全般に対する批判が中心の本になっているようでしたね。
『マンガで読む 嘘つき中国共産党』発行の経緯や作者など
この作品を書かれたのは、王立銘さんという中華人民共和国出身の43歳の方です。
王さんはデザインの仕事をする傍ら、ネットで政治風刺漫画を発表していたところ、中国の公安当局に狙われて、日本への“亡命”(法律上は長期滞在)を余儀なくされたそうです。
完全に言論や表現の自由が奪われていますね。
王さんの件は氷山の一角にすぎないでしょうし、王さん曰く、現在中国では習近平氏の独裁化と神格化が進み、まるで北朝鮮のような状態だそうです。
「いま習近平政権下で行われている凄まじい人権抑圧と愚民化政策を告発したいという一心で描きました。」
と王さんは同作を発表された理由について語られております。
世間の反応は?
米Amazonのランキングで1位を取るほどに、世間的な注目度も高い今作ですが、特に世界中の中国の同胞の方達を中心に注目されているようですね。
国家としては急激な経済成長を遂げている中国ですが、さまざまな問題点が指摘されていますし、国民の方が自由に意見出来る状態じゃないというのは、深刻な問題だと思われますね。
また王さんはこの漫画について、「“反日教育”が独裁維持の重要なツールとなっているので、是非日本の方にも読んで欲しい」とおっしゃっています。
世界中の国々もそうですが、隣国である私達日本人が現在の中国の一面を知っておく事は、今後の私達の未来の為にも大切な事なのかも知れませんね!