世界には未だ人類が解明出来ない、遺跡や遺物、神秘的な地形などが沢山あります。
そんな中のひとつとして、太古の地球の、自然の姿を多く残すオーストラリアにある、壮大な疑似クレーターであるウィルピナ・ポンド(ウィルピナ・パウンド)があります。
日本ではまだあまり知られていませんが、実は地元オーストラリアの方は勿論、世界中の自然好きの方から今、注目されている場所のようです。
という事で今回はそんな絶景のスポットであるウィルピナパウンドについて見ていきたいと思います。
ウィルピナ ポンド(ウィルピナ ?パウンド)とは?
まずは初めに、ウィルピナ・パウンドの概要について簡単にご説明したいと思います。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
ウィルピナパウンドとは、南オーストラリア州アデレードから429キロ北に位置し、オーストラリア南部の公園である、フリンダーズ国立公園の中央にあります。
横はおよそ2km、縦には10km近くもある、巨大な窪地のような地形をした場所になります。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
「巨大な自然の円形競技場」とも言うべきこの場所は、クレーターや火山の末路を思わせるような地形に、豊かな緑が何とも壮観で美しいですよね。
周辺の砂漠より雨に恵まれているため、野草やユーカリ、モクマオウなどが生い茂り、レッドカンガルーやワラビー、野鳥なども数多く生息しています。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
また窪地の周囲は険しい崖で囲まれており、主にトレッキング(山歩き)がこの地に入る方法になっているようですが、展望台やキャンプ場なども充実しているという事で、観光地としても人気のスポットのようです。
そして何と言っても、上空から見下ろす遊覧飛行ツアーは、圧巻の光景を楽しめる事から、とても高い人気のようです^^
ウィルピナポンド(ウィルピナパウンド)が出来た経緯
そんなとても美しく、神秘的な景観の広がるウィルピナパウンドですが、この地形はクレーターや火山の跡地などではなく、約4億5000万年前の地殻変動で生まれたものだと言われています。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
上図はウィルピナパウンドを真上から見下ろした写真になります。
地層の側方から大きな力が掛かった際に、地層が曲がりくねるように変形する現象を褶曲(しゅうきょく)というのですが、ウィルピナパウンドはまさに褶曲と、その浸食によって出来た地形なのです。
厳密には褶曲の中でも「向斜」と呼ばれるもののようですが、この地は更にそれだけではなく、上図の矢印のように、東西南北からの力で地形がグニャグニャに歪められた場所のようです。
褶曲と浸食でこんな神秘的な窪地が出来るのですから、地球の歴史の深さと、自然の力強さを感じさせられます^^
ウィルピナ・ポンド(ウィルピナ・パウンド)の観光
そしてウィルピナパウンドは、国際的にも人気の高い観光スポットとなっており、ロッククライミングやブッシュウォーキング(ハイキングやウォーキングの意)を楽しむ方が多いのだそうです。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
またウィルピナパウンドはヘイゼン・トレイルと呼ばれる、南オーストラリア州を縦断するトレイルコースの一部にも当たり、このツアーは全行程が1200km、およそ2ヶ月コースで、南オーストラリアの主要な観光地を巡る、壮大な旅となっているようです。
ウィルピナパウンドリゾートという宿泊施設もあり、4WDツアーやアボリジニ文化ツアーなど、豊富なプランが用意されているようです。
詳細は、ウィルピナ・パウンドリゾートのHPよりご確認ください。
まとめ
という事でオーストラリアにある、奇跡的な景観を残すウィルピナパウンドについて,
ご紹介させていただきました。
その歴史的背景や、観光地として多様な楽しみ方の用意された現在が、とても好奇心をくすぐられる場所だと感じました!
観て、体験して、感じられる、優れた観光スポットのひとつだと思います。
是非とも時間とお金に余裕があれば、生きている内に1回は自分の足で訪れてみたい場所ですよね^^