これから春や夏を迎えるにあたって、軽装になる季節ですが、身体のラインや肉付きなど、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中で、3月8日放送のテレビ朝日系「ぽっちゃりママのダイエット奮闘記」では、”男性ホルモンダイエット”なるダイエット方法が紹介されるようです。
聞き慣れないダイエット方法ですが、名前からすると筋肉を付けるダイエットなのかな?とイメージしてしまいますが、実際はどうなんでしょうか?
気になりましたので、その概要や実際の方法、また効果的な食事などについて見ていきたいと思います。
目次
男性ホルモンダイエットとは? 概要やメカニズム
それではまずは、”男性ホルモンダイエット”とはどういった手法のダイエット方法なのかについて、ご紹介したいと思います。
まず人が肥満になる原因は何なのかを考えてみると、以下の要因がよく挙げられています。
- 食生活(暴飲暴食やカロリーオーバー)
- 老化や運動不足による基礎代謝量の低下
- 便秘(慢性)
- ホルモンや自律神経のバランスの崩れ
- 微量ミネラルの不足
- 遺伝・体質
この中の4番に関係するのが、”男性ホルモンダイエット”の考え方なのですが、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌を活性化させる事で、肥満を抑える方法です。
テストステロンは男性ホルモンの一種と言われますが、実は女性にとっても大切なホルモンで、女性の体内でも男性の5~10%程度、分泌されているそうです。
そしてテストステロンには、筋肉や骨を健康に保つ働きや、一酸化窒素を産生し血管を正常に保つ働き、また内臓脂肪を分解し、増加を防ぐ働きなどがあります。
このようにテストステロンは男性にとってのメタボの防止にも重要なのですが、女性のアンチエイジングにも重要なホルモンと言われています。
またテストステロンは個人差はありますが、最も豊富に分泌されるのは20歳代で、それ以降は加齢とともに徐々に減少していきます。
40代、50代になると、若い頃と比べて、同じ食事量や運動量にも関わらず、お腹に肉が付いてきたり、その肉がなかなか落ちないという方が増えるのは、こうしたホルモンの分泌量の低下が大きく関係しているのです。
さらにテストステロンは、ストレスや不規則な生活、喫煙、睡眠不足などでも、減少していきます。
しかし生活習慣や食習慣などを改善する事で、その分泌を促す事は可能で、肥満を防ぐ事はもちろん、健康維持や病気の予防にもとても効果的だと言われています。
テストステロンを増やすための食材や食生活
それではテストステロンの分泌を促すためには、何をどのように食べれば良いのか、ご紹介したいと思います。
まず重要なのは、タンパク質や脂質が中心の食事内容に変えるという事です。
また亜鉛の摂取も効果的と言われています。
肉類をはじめ、たまごやネギ、ニンニク、乳製品、牡蠣、アサリ、大豆製品、セロリ、などを摂取すると良いそうです。
テストステロンを増やすためには精力増強に効果がある食材を食べるのが良いとされていますが、更にダイエットとして考えるなら、糖質を摂ってしまうと男性ホルモンの分泌量が低下してしまうので、ご飯や麺類などは抑え気味にすると良いかも知れませんね^^
テストステロンを増やすための運動やトレーニング法
そしてテストステロンを増やすために、一番効果が高いと思われるのが、やはり運動をするという事です。
その中でも筋力トレーニングは特に効果的と言われていて、また人の身体の筋肉量は、下半身が7割を占めていますので、下半身→上半身→お腹の順にトレーニングをすると良いそうです。
マシーンなどを使わなくても、スクワット、腕立て、腹筋などで、適度な筋肉を付ける事で、十分必要なテストステロンは分泌されます。
テストステロンを増やすためのその他の生活習慣、環境
またテストステロンを増やすためには、以下のような要素も大切だと言われています。
- 適度な興奮、ワクワクする事
- 十分な睡眠
- ストレスを減らす、ポジティブシンキング
- 適度なビタミンDの補給
- ストレッチ
なかなか現代の社会人にとっては、難しい部分もあると思いますが、心身共に健やかに保つ事が重要だと言えそうですね!
まとめ
という事で、”男性ホルモンダイエット”と呼ばれる考え方である、テストステロンの分泌を促進させるダイエット方法についてご紹介させていただきました。
世の中には多くのダイエット方法が存在しますが、痩せすぎや拒食症なども問題視されている中で、適度な筋肉を付けながら、美しい体型を造り上げるこの方法は、まさに健康とダイエットを兼ね備えた、一石二鳥な手法ではないかと思います。
即効性は弱いかも知れませんが、毎日少しずつでも取り組む事で、確実に美と健康は磨かれていく事と思われます。
食生活の改善や、運動不足の解消なども兼ねて、是非挑戦されてみてはいかがですか?^^