そろそろ朝晩、秋が顔を覗かせておりますが、秋と言えば美味しいモノが沢山出てくるシーズンですよね。
それは大変ありがたい事で嬉しいんですが、犬をお飼いの愛犬家の方は、人間の食べ物をおねだりしてくるワンちゃんに、ついついお裾分けをしてしまうと思うんですが、たまにふと心配になりません?
「この食べ物って犬にとってどうなんだろう?」、
「もしかして食べさせてはいけないモノなのかな?」
こういう思い、筆者にはよくあります!
そこで今日は、好きな子も多いと思われる秋の果物「梨」を中心に、犬が食べても良い果物、食べてはいけない果物をそれぞれ見ていきましょう。
色づきだした秋 愛犬に梨などの果物は与えても大丈夫なの?
「梨」はOK! その栄養素や犬にもたらす健康効果
本題に戻って「梨」ですが、結論から言えば犬に与えても大丈夫です。
まず梨の中に含まれる栄養素ですが、
- 基本的にそのほとんどは水分(成分のほぼ90%)
- 糖分はショ糖と果糖、リンゴ酸、クエン酸なども多少含む
- 少量のビタミンB1、B2、Cを含む
- 消化酵素を含み、タンパク質を分解してくれる
- その他、カリウム(約140mg)、鉄分、アスパラギンサンを微量含む
特に水分とカリウムの占める割合が高い果物です。そして犬の身体にとって、有害となる成分は含まれていませんので、与えすぎに注意すれば与えても問題ないと言う事になるでしょう。
一見、与えるメリットが少ないようにも見えますが、人間が摂取する時と似たように、犬にとっても「梨」には以下の健康促進作用があると言われています。
- 夏バテなどをしている子には、良い水分補給になる。
- 豊富な水分とカリウムが利尿作用を促し、老廃物の排出を助けてくれる。
- 消化酵素が含まれているので、消化を促進してくれる。
などの効果が期待できるようです。
ただ注意点としては、食べ過ぎると下痢や嘔吐などを引き起こす犬もいるようですので(梨には石細胞と呼ばれる消化されない細胞が含まれている為)、
細かく刻んで適量をあげる事が大切なようです。
また稀に、梨にアレルギーを持った犬もいるので、初めて与える場合は少量から、慎重に様子を見ていく事をお勧めします。
犬に与えても良い果物 与えてはいけない果物
それでは最後に、犬が食べてもOK or NGな果物を参考に記しておきます。
(但し!与えても良いとされる果物も基本的に種・茎・皮・芯・繊維などは取り除いて下さい!これらは犬にとって有害になり得ます!)
- 犬が食べてもOK!なフルーツ・・・バナナ、モモ、りんご、イチゴ、みかん、かき、ナシ、スイカ、メロンなど。(ただし適量!)
- 犬が食べてはNG!なフルーツ・・・ぶどう、レーズン、アボガド、プルーン、レモン、グレープフルーツなど。
といった所のようです。
大切な家族の一員であるアナタの家の子と一緒に、少しでも健やかで楽しい時間をお過ごしくださいね!