さて前回の記事でも御紹介しましたように、
アコースティックギターとは一言ではいっても
その違いはまさに深い海のように底がないのですが、
今回は視点をまた変えてみまして
アコースティックギターの中でも人気の高いまさに
アコギ界の二大巨頭にスポットを当てて
考察していきましょう。
今回取り上げるのは2種類の形状。
マーチン社が生み出したアコギ界のフラッグシップこと
ドレッドノートモデルと
その根強い人気はコアなファンにまで、
ギブソン社の代表的モデル、ラウンドショルダーモデルの
2種類です。
それでは今回はこの2つにどれほどの違いがあるのか
じっくり見ていきたいとおもいます。
さっそく行きましょう。
アコースティックギターの二大巨頭 ドレッドノートとラウンドショルダーの違いについて
ドレッドノートタイプの特徴
それではまずはドレッドノートタイプの主な特徴について
見ていきましょう。
ドレッドノートという言葉はもともとイギリスの巨大艦船
に付けられた称号で、超ド級とかのドというワードも
これが語源となっています。
簡単に言えばそれだけデカイという事で、
アコースティックギター界においてもその大きさと
音量の右に出る存在はありません。
代表的なモデルにマーチン社のD18,D28などなどDシリーズがありますが、近年では各社このボディタイプを
スタンダートとして模していますので、
まさに王道にして定番と言うところでしょうか。
また様々な木材との相性も非常に良いので、ローズウッドや
マホガニーを中心に色んな音色のするギターが
作られています。
ラウンドショルダータイプの特徴
続いてはこちらもドレッドノートと並んで人気のモデル、
ギブソン社が生み出したラウンドショルダータイプに
ついてみていきましょう。
ラウンドショルダータイプは別名スロープショルダータイプともいわれ、ボディの上部、人間で言えばちょうど
肩あたりの部分がなで肩状になっているのが
大きな特徴のギターです。
こちらもドレッドノートに匹敵するほどの大きなボディを
有するギターで、その出音は勝るとも劣りません。
マーチン社のギターが繊細で綺麗な和音を奏でるのに
対し、ギブソン社のギターはどこか骨太でワイルドな
音を奏でる事から、フォークソングやストロークを
ガンガン掻き鳴らしたい人たちから強い支持を
得ています!
まとめ
という事でアコギ界の人気を二分する両者の違いを
非常にざっくりとですが解説してみました。
何となくイメージが湧いたでしょうか?
それぞれにいい所がありますので、一概にどれが
優れているとは言いがたいのが芸術というものですが、
ギター好きの観点から言えば、気分によって
弾き分けたい両者1本ずつは持っておきたい
アイテムかなとは思いますネ!
という事でこの記事が皆さんのアコースティックギター
選びの些細なヒントになればこれ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました☆