先日の金正男(キムジョンナム)氏が逝去された件や、ミサイルの発射などで、何かと不穏な動きを見せている北朝鮮ですが、今後の動向が心配されますよね。
*画像はイメージです。
そもそも北朝鮮は何処へ向かおうとしているのか、金正恩(キムジョンウン)氏は何を考えているのか、日本は国交も有りませんので分からない部分が多いです。
という事で今回は、北朝鮮が世界的に見て、どのような立ち位置に居るのか、また世界中のどの国と国交があったり、友好関係にあるのかなどを調べてみたいと思います。
またその理由やメリットなどについても、考察してみたいと思います。
目次
北朝鮮(きたちょうせん)の友好国や国交がある国は?
それではまずは、北朝鮮と国交がある国について見ていきたいと思います。
下の世界地図をご覧ください。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 9, 2020
この地図の中で、緑色で塗られた諸国とは北朝鮮は国交を有しています。
そして赤色で塗られた諸国とは国交が断絶しており、灰色で塗られた諸国とは国交を有していません。
つまり北朝鮮は、世界の諸国の大半とは国交を有しているという事になります。
日本人の感覚からしたら、何だか意外ですよね。
また国連に加盟している192の国のうち、166カ国は北朝鮮と国交が有り、残りの26カ国は国交がない状態となっているようです。
そして、国交の有る国と、ない国の代表的なリストは以下のようになります。
北朝鮮と国交が有る国(一部)
- イギリス
- ドイツ
- イラン
- キューバ
- シリア
- ジンバブエ
- 中国
- パキスタン
- ブルガリア
- ポーランド
- ポルトガル
- マレーシア
- ロシア
- スイス
- オーストリア
北朝鮮と国交がない国(一部)
- アメリカ
- 日本
- 韓国
- フランス
- イスラエル
この他にも以前は親交があったにも関わらず、現在は断絶しているボツワナやモンゴル、オーストラリアなどといった国もあるようですが、基本的には多くの国が北朝鮮の存在を認め、国交を有している事になります。
北朝鮮と国交がある国が多いのはなぜ? 理由やメリットは?
北朝鮮の国旗 pic.twitter.com/L1lKpQ79vg
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 9, 2020
日本人の感覚からすると信じられない状況ですが、世界的な状況はこのようになっているのが現実です。
まあ国交がある=仲が良いという事は一概には言えないようですし、北朝鮮と国交を結んでいる国の考え方もそれぞれのようです。
例えば、北朝鮮にとって最大の同盟国と呼ばれてきた中国などは、アメリカに対する軍事的要衝と捉えている部分が大きいでしょうし、イランやシリアなどは軍事的に北朝鮮と繋がっていると言われています。
またキューバなどは同じ社会主義国家として親交があり、オーストリアは国際原子力機関の本部があるので、北朝鮮にとっては重要度の高い国となっています。
またヨーロッパ諸国を始め、北朝鮮から離れた国に同盟国が多いのは、それだけ争いなどの歴史的確執がないからだとも言えそうですね。
逆に、韓国や日本は歴史的背景からもなかなか友好関係を築くのが難しいと思われますし、冷戦時代のソ連などの影響もあり、アメリカとは現在においても国交がありません。
北朝鮮の核実験などに対する国際世論は?
しかし、日本人は過去の戦争や拉致問題などもあり、厳しい感情を北朝鮮に抱いてしまいがちですが、それを抜きにしても、近年の北朝鮮の挑発や暴走とも取れる行動に、世界各国が良い印象を抱いているとは思えませんよね。
実際にはどうなっているのか調べてみましたが、やはり北朝鮮に対して、好印象を抱いている人達は少ないようで、国交が有る国であっても、その国民の方々はネガティブな感情を抱いている事が多いようです。
またこれまでに何度も、国連は北朝鮮に対して経済制裁を行ってきている事からも、核実験などを中心に懸念はされていると思われます。
対話なども利用して、何とか穏便に解決したいと言うのが世界的な本音だと思いますが、北朝鮮は強硬路線を貫いていますので、解決への道のりは遠い気がしますね。
まとめ
という事で、最近また緊張感の増してきた北朝鮮について、世界各国の付き合い方や、抱いている感情などを調べてみました。
意外と国交の有る国が多かったのは驚きましたが、それだけまだ北朝鮮は、国際社会からそっぽを向かれていないと言う事なのかも知れません。
多くの課題が山積していて、現実的にはなかなか難しいとは思いますが、核実験に費やす資金があるのなら自国の貧しい方達も救えるはずですし、北朝鮮にとっても今よりは良い方法が必ずあると思います。
金正恩氏には一刻も早く、強硬路線を止めて頂きたいと思いますし、時間は掛かっても平和的な解決を望みたいですね。
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読者様のコメント
シンガポールがどのリストにも入っていないのは意図的なのかな