先天性四肢欠損という障がいを持って生まれ、生まれながらに両手両足が無いながらも、様々な事に挑戦し続けているアメリカ人男性がいます。
その方の名前はカイル・メイナードさんといい、なんとアフリカ大陸最高峰である、キリマンジャロ登山に成功された事もあるそうです!
今回はそんなカイル・メイナードさんの、
- 生い立ちや経歴
- ミッション・キリマンジャロの経緯
- ローラとの関係性?
- 現在の活動や結婚
などについて、探ってみたいと思います。
カイル・メイナードのプロフィール 出身や年齢、生い立ちなど
それではまずは簡単に、カイルメイナードさんのプロフィールや、生い立ちなどについてご紹介したいと思います。
I’ve been asked why I climb mountains — @GreatBigStory + @CNN captured my ‘why’ as well as anyone has https://t.co/eanlJF4OLb pic.twitter.com/QVPkmeGQzb
— Kyle Maynard (@kylemaynard) January 19, 2017
カイル・メイナード(Kyle・Maynard)
生年月日 1986年3月24日
出身地 アメリカ・ワシントン
職業 モチベーショナル・スピーカー
書籍 No Excuses
カイルさんは、アメリカ・ワシントン出身の現在31歳になります。
冒頭でも触れた通り、カイルさんは先天性四肢切断という障がいがあり、生まれつき両肘、両膝より先の手足がありませんでした。
初めのうちは人の助けがないと食事もできない状態で、さらに周囲の人々からも特別な目で見られていたというカイルさんですが、両親や祖母の支えもあり、自分で出来ることを増やし、普通の小学校に通い、積極的に友達の輪に飛び込んでいったそうです。
そしてカイルさんは小学生時代からフットボールチームに所属し、11歳からレスリングを開始。
この時のチームメートや対戦相手は健常者で、高校1、2年時のレスリングマッチでは、ほぼ全敗でした。
しかし諦めずに闘い続ける事で、ようやく勝利を掴みます。
カイルさんは、この時の事を以下のように語っています。
36試合連続で負けたんだ(笑)。
毎回、震えるほど怖かったけど、いつか勝ってやろうって思ってた。
それで、初めて勝ったときに気づいたんだ。
勝負の決め手は、自分に自信があるかどうかで、相手の資質は関係ないって。
その後、高校3年生では連勝を収め、全米高校生リーグで12位にまで大躍進。
さらには、ウェイトリフティングでも109キロの負荷で23回のベンチプレスに成功し、10代トップ記録を築くなど、周囲からは出来ないだろうと思われる事に挑戦し続け、その度に達成していきました。
そして2005年にはそんな自身の経験をもとに、「No Excuses」(=言い訳をしない)という自叙伝を出版し、次第に講演の依頼が舞い込むようになり、アメリカ中で“チャレンジ精神の大切さ”を語る様になり、やがてそれに見合う報酬も得られるようになりました。
そしてカイルさんの生活は講演活動が中心となり、当時大学生でありながら全米を飛び回るほどに忙殺され、自分を見失い、部屋では孤独にさいなまれるようになっていったと言います。
そんな悩みを抱え、
もう何もかもやめよう
と考えていた時、カイルさんを再び奮起させるきっかけとなる出来事が起こりました。
キリマンジャロ登頂に挑戦
前述したように、数々の挑戦をし成功され、やがては自身の経験談を語る事で生活が出来るほどになったカイルさんでしたが、あまりの忙しさから自分自身を見失っていきました。
そんなある日起こったのが、空港での2人の元軍警察との出会いでした。
彼らは、イラクで負った重度の火傷を苦に自殺を図ろうとしたその時、TVでカイルさんのエピソードを観て、自殺を思い留まったというのです。
この出来事について、カイルさんは以下のように述懐しています。
自分のすべきことを改めて気づかされた、衝撃的な出会いだった。
その後、ひとりで何時間も泣いたよ。
僕の人生におけるターニングポイントは、あのときだ。
その後カイルさんは、アメリカでは年間6570人以上、1日にして18人もの元兵士たちが、戦争のトラウマや負傷による障がいを苦に、自殺をしているという事実を知り、“アメリカ人のヒーロー”が抱えている現実を人々に知らせ、変えていこうと決意したそうです。
こうした経緯を経て生まれたのが、「ミッション・キリマンジャロ」というキリマンジャロ登山計画で、様々な困難はあったものの、企業や周囲の支援を受けながら計画は進んでいきました。
そして「ミッション・キリマンジャロ」の9名のグループは、2012年の1月初旬にアメリカを出発。
この中には、戦争で身体に怪我や障害を負った陸軍軍曹や海兵隊士官も参加していました。
ミッション達成のためには一日に900メートルを登らなければならず、毎朝3時に出発し、午後の4時まで歩き続けたそうです。
そして登山最終日となった9日目の1月15日、午前4時に出発したカイルさん達は、午前7時15分に遂に5895メートルのキリマンジャロの山頂に到達したのでした!
このミッションの間、毎日グループメンバーの一人はあるネックレスを下げていました。
そのネックレスには、2011年5月にアフガニスタンの暴徒の犠牲となった陸軍兵士、コリー・ジョンソンさんの遺灰を入れた小さな袋が付いていました。
コリーさんのお母さんの話によると、生前コリーさんはキリマンジャロに一度は行ってみたいと話していたそうです。
登頂を達成し感動に包まれる中、コリーさんの遺灰が天国に向かってまかれました。
コリーさんの想いと共に、カイルさん達は登山に励まれていたのです。
そんなカイルさんのキリマンジャロ登山の様子や、生い立ち、生活の様子の一部が以下の動画で紹介されています。
カイル・メイナードとローラの関係は?
またネットでカイルさんの情報を検索していると、「ローラ」という関連キーワードが浮かんできます。
気になりましたので調べてみると、このローラというイーワードは、現在ではお馴染みの国民的ハーフタレントである、あのローラさんの事のようです。
じゃあ、カイルさんとローラさんの関係性って何?という話なんですが、これは以前ローラさんが出演していた番組での出来事が関係しているようです。
とあるテレビ番組で、カイルさんがキリマンジャロ登頂を成し遂げた様子を放送していた時、他の出演者の方が、
感動した
凄い
などとコメントし、感動的な雰囲気に包まれていたのに、ローラさんだけはVTRを見て笑っていたそうなんです^^;
ローラさんのキャラクター的に、きっと何か違う事を考えて笑っていたのだろうと思いますが、この番組の司会者だった上田晋也さんは、この様子を見て激怒し、スタジオは騒然となったと言われています。
この時の様子はカットされたようで、実際には視聴者には分かりませんが、さすがに番組がぶち壊しになりますし、そのまま放送したら苦情殺到でしょうから、上田さんの判断は正しかったのではないでしょうか?
そんなローラさんも現在では、しっかりする所はするようになった印象ですので、この件が本当だとしても、結果的にはローラさんにとっては成長の糧になったのではないかと思います。
カイル・メイナードの現在や結婚は?
またこちらもネット上に浮かんできたカイルさんの関連キーワードになりますが、「結婚」についても気になる方が多いようなので調べてみました。
結論から言いますと、カイルさんの結婚については断定出来ませんでした><
ネット上には結婚したのでは?という噂も浮上していますが、カイルさんの結婚を報じるニュースなどは日本語、英語問わず確認出来るものは見当たりませんでした。
ただカイルさんの結婚を想像させるような以下のような画像は見当たりますが、筆者の読解力では断定までは出来ませんでした。
5月4日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」でもカイルさんを取り上げるようですので、その時に結婚の情報も判明するかも知れませんね。
またキリマンジャロ登山以降、カイルさんについての大きなニュースなどはないようですが、現在もおそらく講演活動などをされているのではないかと思います。
また2016年には、ナイキのCMにも出演していたようです。
手足はなくとも、諦めず「言い訳」しない、カイルさんの精神力と行動力こそが、常人を超えた活躍を実現させる理由なのかも知れませんね。
今後も新たな事に挑戦していかれるだろうと思いますし、更なる活躍を見せてくれる事を期待しています!