松尾克俊の今現在や外務省機密費流用事件の真相とは?[アンビリバボー]

松尾克俊の今現在や外務省機密費流用事件の真相とは?[アンビリバボー]

2001年に発覚し、世間を騒がせた「外務省機密費流用事件」が、10月31日放送のフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられます。

この事件は、当時外務省で「要人外国訪問支援室長」という役職を務めていた松尾 克俊(まつお かつとし)氏が、官房機密費から数億円を詐取していたとされるもので、松尾氏以外の外務省関係者との繋がりなども疑われていたようです。

この記事では、「外務省機密費流用事件」の概要や、松尾克俊氏の詐取のやり口や事件からその後などについて、探ってみたいと思います。

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外務省機密費流用事件の概要

まずは初めに、「外務省機密費流用事件」についてざっとご説明させて頂きます。

この事件で、松尾克俊氏が逮捕されたのは2001年3月11日のことでしたが、発端としては、1997年3月7日号の「週刊ポスト」から4回連続で報じられた、

外務省高官の「2億円」着服疑惑

というスクープ記事があったと言います。

その内容は、

「外務省若手課長の中でもエース格で、将来の事務次官候補とみられている総合政策局のS課長」が2億円以上の機密費を遊興費などに使った。

などといったものだったそうです。

(S課長については、後に少しだけご説明します。)

この報道に関しては、関係者の名前が匿名だったため外務省は無視を決め込み、他のメディアも後追いしなかったこともあり、当時はそれほど注目されなかったそうです。

しかし2001年1月1日には、読売新聞の一面でも機密費流用疑惑が報じられ、結局、松尾克俊氏が官房機密費約9億円を詐取し、ゴルフ会員権高級マンション愛人へのお手当競走馬購入などに浪費していたことが発覚し、ワイドショーなどでも大々的に報じられたのでした。

※具体的な詐取の内容については、外務省のHPには以下のように記載されているようです。※

松尾前要人外国訪問支援室長による公金横領疑惑に関する調査報告書

本段落の情報参照元:

Special Feature!

など

松尾克俊(まつおかつとし)の詐取の手口

松尾克俊氏は、要人外国訪問支援室長に在任していた1993年10月~1999年8月までの約6年に渡り、46回の首相外遊を担当。

当時、この事件の捜査班を率いた萩生田勝さんによれば、松尾氏はこの間に、合計で約11億5700万円もの金額を経費として機密費から受領し、そのうち約9億8700万円を懐に入れていたそうです(実際の立件額は約5億円)

参照:

官僚の聖域で10億円を懐に入れた男を追え!外務省機密費事件の真実(週刊現代) @gendai_biz
「外務省機密費詐取事件」――この事件を機に、国民は領収書の要らないカネの存在を知った。霞が関に切り込んだのは一癖も二癖もある刑事たち。彼らの知られざる活躍を描いたノンフィクション『石つぶて』の著者・清武英利氏、そのドラマでメガホンをとった若松節朗氏、そして自ら警視庁捜査二課を率いた経験を持つ萩生田勝氏が政官を揺るがせた...

その手口としては、事前に随行員の人数や宿泊単価などを大幅に水増しした見積書を官邸に提出し、機密費から旅費などが現金で支給されると、自分の個人口座に入金していたのだと言います。

そして外遊後は偽造の領収書で精算して帳尻を合わせ、実際に経費として使った以外の金額を着服していたのだとか。

本段落の情報参照元:

官僚の聖域で10億円を懐に入れた男を追え!外務省機密費事件の真実(週刊現代) @gendai_biz
「外務省機密費詐取事件」――この事件を機に、国民は領収書の要らないカネの存在を知った。霞が関に切り込んだのは一癖も二癖もある刑事たち。彼らの知られざる活躍を描いたノンフィクション『石つぶて』の著者・清武英利氏、そのドラマでメガホンをとった若松節朗氏、そして自ら警視庁捜査二課を率いた経験を持つ萩生田勝氏が政官を揺るがせた...

など

機密費流用事件発覚の経緯

この事件の捜査が開始されたのは2001年1月だったそうですが、6月には捜査陣容は162人まで膨らみ、総勢382人だった捜査二課の半数近くが本事件に動員されたそうです。

事件発覚の発端は、ささやかな内部告発だったと言います。

外務省に出入りする業者から、九州・沖縄サミット(2000年7月に開催された主要国首脳会議)で使われる物品納入に関して、不正があるのではないかという情報がもたらされたそうで、過去3回開かれた東京でのサミットの予算額が最大15億だったのに対し、九州・沖縄サミットの予算は815億円という桁外れなものだったそうです。

この疑惑の告発は、ある政界のご意見番にもたらされ、そこから捜査二課情報係主任の中才宗義さんという刑事のもとへ届いたと言います。

中才さんは調べを進めるうちに、ある時、「外務省の三悪人」という話を耳にし、その中に松尾克俊氏が入っていたのだとか。

松尾氏は九州・沖縄サミット準備事務局次長で、サミット関連の入札を実質的に仕切っていて、1993年から6年近くにわたって要人外国訪問支援室長という要職にあり、「外遊時に総理のいちばん近くで仕事をする男」と言われていたそうです。

つまり、総理の外遊時のお金を差配できるポストだったのです。

松尾氏に標的を定め捜査を進めると、官舎のベランダに干されたTバックのパンティから愛人の存在を確信し、次第に松尾氏の「カネと女」に溺れた裏の顔が浮かび上がってきます。

そして、ようやく突き止めた松尾氏の定期預金口座には、何と億単位の残高があり、さらに普通預金口座には毎月のように数千万円単位の入金があったとのことです。


本段落の情報参照元:

官房機密費の闇を暴いたある警視庁捜査二課刑事の執念
警視庁創設以来、捜査二課が手がけた事件の中で、もっとも複雑かつ巨大な事件。それは外務省内閣官房報償費流用事件、いわゆる「機密費」流用事件だ。この事件に関わる刑事たちがどんな活躍をするのか。

松尾克俊の取り調べ

結局、松尾克俊氏に対しては、2000年2月から任意聴取が開始されたそうです。

当初は否認が続き、前年、「1億8000万円を着服した」という上申書を松尾氏は提出していたものの、詐欺に関しては「完全否認」

しかし逮捕から2日後の3月12日、取り調べを行っていた刑事が松尾氏に1枚の写真を見せます。

そこには松尾氏の両親の墓が写っており、

嘘をついて、ご両親に恥ずかしくないか。お墓の下で泣いているんじゃないか?

と刑事が言った瞬間、松尾氏は泣き崩れ、自供を始めたそうです。

本段落の情報参照元:

官僚の聖域で10億円を懐に入れた男を追え!外務省機密費事件の真実(週刊現代) @gendai_biz
「外務省機密費詐取事件」――この事件を機に、国民は領収書の要らないカネの存在を知った。霞が関に切り込んだのは一癖も二癖もある刑事たち。彼らの知られざる活躍を描いたノンフィクション『石つぶて』の著者・清武英利氏、そのドラマでメガホンをとった若松節朗氏、そして自ら警視庁捜査二課を率いた経験を持つ萩生田勝氏が政官を揺るがせた...

松尾克俊(まつおかつとし)の経歴や人間性【画像】

続いては、松尾克俊氏の基本的なプロフィールや、その人物像について見ていきたいと思います。

松尾 克俊(まつお かつとし)

生年月日                      1945年7月15日(74歳・2019年時点)

職業                            元外務省職員。元同省要人外国訪問支援室長。

<主な経歴>

  • 1963年12月-国家公務員初級試験合格
  • 1964年3月-神奈川県立多摩高等学校卒業
  • 1964年4月-外務省に入省し、文書課に配属。同時に明治大学法学部二部入学
  • 1968年-明治大学中退
  • 1970年5月-経済協力開発機構日本政府代表部三等理事官
  • 1974年7月-北米第二課
  • 1982年11月-国際経済第一課
  • 1987年9月-経済局総務参事官室庶務主任
  • 1988年4月-中級登用
  • 1988年6月-課長補佐
  • 1989年7月-在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官
  • 1993年1月-東京サミット開催準備事務局
  • 1993年10月-外務大臣官房総務課要人外国訪問支援室長
  • 1995年10月-アジア太平洋経済協力大阪会議開催準備事務局
  • 1999年1月-総合外交政策局総務課企画官
  • 1999年6月-九州・沖縄サミット準備事務局次長
  • 2001年1月-外務省から業務上横領容疑で告発され、懲戒免職
  • 2001年3月11日‐詐欺罪で逮捕
  • 2002年-懲役7年6カ月の判決を受ける

参照:wikipedia

なかなか難しい肩書が並んでいますが、松尾氏は公務員として、一般的に見れば順調な経歴を歩んでいたのではないかという印象を受けます。

その性格・人柄に関しては、多面性のある人物だと言われていたようで、

女をとっかえひっかえできる神経を持ちながら、一方で、息子思い、家族思いという一面もあった。

政治家やキャリアたちのために忠実に働く一方で、プライベートでは大金を趣味の競馬や愛人につぎ込んでいた。

といった情報も見受けられます。

さらに、とにかく女性にモテる人物だったそうで、

3度目の結婚生活にあった’89年以降だけでも8人の愛人がいた

という話もあるようです。

また刑確定後の松尾氏は、自宅マンションなどの所有財産は殆ど売り払い、約2億7000万円を国に返還したという情報もありました。

本段落の情報参照元:

官僚の聖域で10億円を懐に入れた男を追え!外務省機密費事件の真実(週刊現代) @gendai_biz
「外務省機密費詐取事件」――この事件を機に、国民は領収書の要らないカネの存在を知った。霞が関に切り込んだのは一癖も二癖もある刑事たち。彼らの知られざる活躍を描いたノンフィクション『石つぶて』の著者・清武英利氏、そのドラマでメガホンをとった若松節朗氏、そして自ら警視庁捜査二課を率いた経験を持つ萩生田勝氏が政官を揺るがせた...
外務省機密費流用事件 - Wikipedia

など

事件の余波    松尾克俊氏の単独の詐取だったのか

またこの事件は、松尾克俊氏の個人的な機密費の詐取に止まらず、さらに上にいた外務省幹部なども繋がっていた可能性が取りざたされていたようです。

結局、松尾氏が懐にいれた約9億8700万円のうち、実際に使途が明らかになったのは5億円ちょっとだけで、残りの約4億円は未だにどうなったのか不明だと言います。

本事件の捜査に当たった警視庁捜査二課を率いた萩生田勝さんは、これについて以下のように語っていたようです。

大きなおカネが必ずどこかに流れているはずです。上にいたキャリアの人間にも流れた可能性も十分に考えられる。本当はそれを狙っていましたが、松尾は最後まで口を割りませんでした。

引用:

官僚の聖域で10億円を懐に入れた男を追え!外務省機密費事件の真実(週刊現代) @gendai_biz
「外務省機密費詐取事件」――この事件を機に、国民は領収書の要らないカネの存在を知った。霞が関に切り込んだのは一癖も二癖もある刑事たち。彼らの知られざる活躍を描いたノンフィクション『石つぶて』の著者・清武英利氏、そのドラマでメガホンをとった若松節朗氏、そして自ら警視庁捜査二課を率いた経験を持つ萩生田勝氏が政官を揺るがせた...

また同氏のコメントは、以下の報道でも見られます。

外務省機密費事件は本当に個人のサギ事件だったのか|週末オススメ本ミシュラン
 2001年に発覚した外務省の元要人訪問支援室長による内閣官房報償費(いわゆる機密費)詐欺事件に関する優れたノンフ...

さらに2002年には、鈴木宗男・元官房副長官が「外交私物化」でバッシングに遭う事件があったのですが、同氏が2006年に出版した著書「闇権力の執行人」の中で、「週刊ポスト」のスクープと松尾事件は密接なつながりがあったとし、以下のように記していたようです。

外務省機密費を流用した錬金術は、発覚しなかっただけで、かなり以前から行われていた。以前の錬金術師はキャリアの事務次官秘書官が持ち回りで担当していた。ところが週刊誌の報道によって直接カネに触るといつ何時表ざたになって傷がつくか分からなくなった。代わりに松尾氏のようなノンキャリアがその役割を担うことになったのである。

引用:

Special Feature!

つまり、外務省機密費の流用は昔から外務省内で行われていたことで、松尾氏はその入口に過ぎなかったと言えるのかも知れませんね。

また、1997年にスクープされた「週刊ポスト」の報道で、機密費流用疑惑の中心人物だったS課長とは杉山晋輔外交官だったとの見方もあるようですが、これについて以下のような報道もありました。

オバマ広島訪問を仕掛けた次期外務省トップに舛添以上の金銭疑惑! 機密費で子供と食事、料亭で乱痴気騒ぎ - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
 豪遊海外出張に毎週末の公用車での別荘通い、政治資金を使っての家族旅行……次々に飛び出る税金の公私混同使用問題で、謝罪会見後も批判が止まない舛添要一・東京…

一部内容を抜粋すると、杉山氏は93年8月から95年1月までの次官秘書官時代、機密費を私用流用していたといい、外務省機密費で東京・向島の料亭に通っていたそうです。

さらに、その料亭での行動が、かなり下品なものだったと報じられていたようです。

〈エリート外務官僚たちは、料亭で“ろうそく遊び”に打ち興じていた。下品な話になるが、真っ裸になってろうそくを肛門に立て、火をつけて座敷中を這い回るという、品性も何もない最低の遊びだ〉(「週刊ポスト」記事より)

引用:

オバマ広島訪問を仕掛けた次期外務省トップに舛添以上の金銭疑惑! 機密費で子供と食事、料亭で乱痴気騒ぎ - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
 豪遊海外出張に毎週末の公用車での別荘通い、政治資金を使っての家族旅行……次々に飛び出る税金の公私混同使用問題で、謝罪会見後も批判が止まない舛添要一・東京…

他にも杉山氏の税金を用いた問題行動は、上記記事内で報じられていますが、こうしたことによって杉山氏は、2億円超にものぼる機密費を着服した疑惑が持たれていたようです。

これらの報道について、どこまでが真実であるかは断言しかねますが、本当にこのようなことが行われていたとしたら、国民としては不信感を抱かざるを得ないかも知れません。

松尾克俊の事件からその後や現在は?   出所後の情報

また、松尾克俊氏の近況については、2002年に懲役7年6カ月の判決を受けていたのですが、刑務所内では模範囚として過ごしていたという情報もあり、刑期満了前に仮釈放になった可能性もあるようですが、いずれにしても2019年現在は、刑期を終えて出所されているものと思われます。

出所についての大々的な報道は見当たりませんでしたし、さらに出所後のハッキリとした動向についても、詳しい情報は見つけられませんでした。

ただ、前述した鈴木宗男さんの著書には、

私は外務省と松尾氏の間に裏取引があるとにらんでいる。松尾氏が刑務所から出てきた後、外務省は必ず面倒を見る

といった記載もあったそうです。

見方によっては、外務省が松尾氏に全ての責任を負わせ、トカゲの尻尾切りをしたとも捉えられますので、隠蔽した情報が表に出ないためにも、現在も松尾氏はそうした関係者に手厚く守られているのかも知れませんね。

おおやけに松尾氏の出所後についての報道がないので、あくまで推測の域を出ない話ですが、ネット上には同様に外務省に守られているのでは?という推測が幾つか見受けられました。

~前略~

年数から考えると既に出所しているのだろうが、
こういうケースの場合、悪い情報が出てこないように、外務省は、OBを通じて面倒を見るらしい。

~後略~

引用:

『外務省に告ぐ 佐藤優』
外務省に告ぐ/新潮社¥1,680Amazon.co.jp国家の罠で有名な佐藤優さんの本北方領土問題鈴木宗男事件外交官の破廉恥な事件などを通じて外務省を批判・叱…

ちなみに、2010年12月に発売された「週刊新潮」2011年1月6日号の中で、

6人も愛人を囲った外務省「松尾克俊」元室長はまだモテていた!?

という見出しの記事が掲載されたようですが、残念ながら現在、ネットからは内容を確認することは出来ませんでした。

(詳細は検索して頂けると、閲覧できる図書館の情報なども見つかるかと思います。)

内容が見れないので何とも言えない部分はありますが、タイトルからすれば、出所後も松尾さんはそれほど悪くない生活を送っていると推測できるかも知れません。(あくまで推測ですが…。)

また現在もご存命であれば、松尾氏は2019年で74歳となられているはずですが、だいぶ高齢になっているので、今後も公に情報が出てくることはないかも知れませんね。

終わりに

2001年に発覚した「外務省機密費流用事件」について、その概要や松尾克俊氏の情報、現在も残る疑念などをお伝えさせて頂きました。

簡単には、こうした政治家や官僚の不正は無くならないものだとは思いますが、大半の職員の方達は真面目に働いていらっしゃるでしょうから、そうした努力を無駄にしないで頂きたいなと思います。

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