睡眠は大切な身体の休息時間ですが、労働の多様化や多忙さなど、現代社会人にとってはそのライフスタイルゆえに、なかなか良質な眠りに就けない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
近年ではさまざまな安眠法が提案されていますが、その中のひとつに、最近「水出し緑茶」が睡眠の質を改善してくれる効果がある事が分かってきたようです。
という事でこの記事では、そんな水出し緑茶が睡眠の質改善に効果的な理由や、良い睡眠に就くための効果的な飲み方などについて、ご説明したいと思います。
水出し緑茶が睡眠の質を高める理由 テアニンが効く?
それでは早速、水出し緑茶が睡眠の質を改善してくれると言われる理由について見ていきたいと思います。
水出し緑茶が睡眠の質を改善してくれるのは、水出し緑茶に含まれるテアニンという成分の効果であると言われています。
テアニンとはアミノ酸の一種で、緑茶のうま味や甘みの成分として、抹茶や玉露に多く含まれています。
テアニンには脳の神経細胞を保護し、興奮を鎮めたり緊張を和らげたりするリラックス効果や、集中力アップの効果、そして本記事でご説明する睡眠の質改善などの効果があると言われています。
そんなテアニンの効果は摂取後30~40分以降に現れると言われ、その効果は少なくとも2時間は持続すると考えられています。
テアニンを摂取すると腸で吸収され脳に届き、交感神経を抑制し興奮神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にさせる事で、脳にα波が出て体がリラックスします。
これによって、寝つきが良くなり、また中途覚醒を予防して、快眠が得られやすくなります。
抹茶や熱い緑茶では駄目なの? 理由はカフェイン?
前項で説明した理由から、テアニンを含む水出し緑茶が睡眠の質の向上に効果的な事は分かりましたが、テアニンを含むなら、別に水出し緑茶じゃなくても良いのでは?という気もしますよね。
テアニンを含む食品はお茶だけと言われていますが、お茶というのは抽出する温度によってその成分が大きく変わってきます。
高い温度でお茶を抽出するとカフェインがよく出てきてしまい、カフェインは交感神経を刺激し体を興奮させてしまいます。
しかし水出し緑茶はその名前の通り、温度の低い水から淹れた緑茶になりますので、カフェインがほとんど抽出されず、リラックス効果を高めてくれるテアニンを多く引き出してくれるのです。
水出し緑茶の作り方
そんな水出し緑茶ですが、低温でじっくり時間をかけて抽出することによって、甘み成分のテアニンやビタミンCが壊れずに残るため、まろやかで深みのある味になるようです。
水出し緑茶の作り方は、冷水ポットや急須などを使った方法があるようですが、冷水ポットでは茶葉やティーパックなどを入れて、基本はそのまま数時間、冷蔵庫で放置するだけで良いので、かなり簡単な方法だと思います。
以下に、参考動画を掲載したいと思います。
健康にも良く見た目も鮮やかで、またペットボトルのお茶などに比べても経済的ですので、良いことずくめですね^^
まとめ
という事で、睡眠の質を高めてくれると話題の水出し緑茶について、その効能や淹れ方などについてご紹介させて頂きました。
お茶が健康に良い影響を及ぼすというのは有名だと思われますが、その効果にも色々あり、時と場合に応じて飲み方を変えるだけで、さまざまな効能が得られるようですね^^
皆さんも是非、ご自分の身体の状態に合わせて、効果的な飲み方を試されてみては如何でしょうか?