大鬼(魚)とは?オニカサゴの味や毒,料理や釣り方を紹介[オオオニ]

大鬼(魚)とは?オニカサゴの味や毒,料理や釣り方を紹介[オオオニ]

毒を持った魚と言えばフグが有名ですが、実は海の中には、まだまだ私達があまり知らない、猛毒を持った魚が沢山居るようです。

そんな中のひとつとして”大鬼”と呼ばれる魚がいるようですが、猛毒を持っている反面、実はとても美味しい高級魚だそうで、希少価値も高く人気なんだそうです。

という事で今回は、そんなあまり聞き慣れない名前の魚である”大鬼”について、一体どんな魚なのか、また釣り方や料理法、その味などについても調べてみたいと思います。

大鬼とは? 鬼笠子(おにかさご)について

まず”大鬼”とはどんな魚なの?という事についてですが、ネットで検索しても、なかなか詳しい情報がヒットしませんでした。

しかし何とか情報を探っていくうちに、どうやら大鬼とはオニカサゴという魚の、大きい個体だという事が分かりました。

逆に小さいオニカサゴの事は小鬼と呼ぶようです。

ちょっとインパクトの強い見た目ですが、下の写真がオニカサゴの姿になります^^

では、オニカサゴの特徴についてご説明すると、

  • 釣れるものは20~40cmが中心で、最大で約50cm
  • 琉球列島を除く関東以南の沿岸に分布
  • 秋から春にかけてが最盛期
  • 水深80~200mにある砂泥地、砂礫帯などに好んで生息
  • 成長するまでにかなりの年数を要する
  • 体色は鮮やかなオレンジ色や朱色で、体表には突起が多い
  • ヒレのトゲに毒があり、魚が死んでからも刺されるとかなり痛むので、取り込む際は注意が必要

といった特徴があるようです。

そしてさらに大鬼と呼ばれるものに関しては、1.5kg以上の重さになってくるそうで、なかなか釣り上げるのも大変なようです。

鬼笠子(オニカサゴ)の釣り方や猛毒とは?

なお、オニカサゴの具体的な釣り方については、以下のような方法で釣り上げるそうです。

  1. オニカサゴ釣りに使用するタックルは、PEライン6~8号を300m程度巻ける中型の電動リールに、オモリ負荷120~150号のロッドを使用。仕掛けは、片テンビンに150号前後のオモリを付け、ハリス6~8号に、ムツ針18~19号を2~3本付けて使用。
  2. おもな付けエサはサバやサンマ、カツオのハラモなど、青物の切り身。アナゴや鮭の皮、イカの切身などを、それぞれ短冊切りにして使用し、オニカサゴへのアピールを高めるために、タコベイトを使用することも。
  3. 仕掛けを投入後、オモリが海底に着底したら素早く糸フケを取り、底立ちを確認する。タナは、ベタ底から海底上1mの間を中心に攻めていく。オモリがトントンと、底を小突く程度に底立ちを取りながら、時折、誘いをかけていく。アワセは向こうアワセで大丈夫だが、十分に食い込ませるようにする。魚が掛かったら早目に根から離すようにし、ゆっくりと巻き上げる。
  4. オニカサゴは他の根魚と違い、水面でもよく暴れる魚で、取り込み間際に針が外れてバラすことが多いため、玉網を使って慎重に取り込む。

参考:http://www.izu-hidemaru.com/fishing

またオニカサゴは、背びれと尻びれ、エラブタの周りに毒棘を持っており、刺されると以下のような症状が現れるようです。

  • 刺された瞬間から激痛が走り、数時間のたうち回る
  • 患部が熱を持ち赤、もしくは紫色になり腫れる
  • 腰のあたりまで痺れがくる
  • 重症になると呼吸困難や心臓衰弱まで起きる可能性もある

このように、かなり重い症状が現れるオニカサゴの猛毒ですが、もし刺されてしまった場合は、以下のような手順で処置をするべきと言われています。

  1. 患部を清潔な水で洗い流す
  2. 患部から毒を絞り出す
  3. 火傷しない温度のお湯に患部を浸す
  4. 病院に行く

こういった危険性から、オニカサゴは、釣れたらまずは、トゲのある背びれと尻びれ、エラブタのトゲの部分を、触れないようにしながら調理用はさみなどで切り落としておくと、うっかり刺されることもなくなるそうです。

鬼笠子(オニカサゴ)の美味しさや料理方法

それでは最後に猛毒を持ちながらも、とても美味しいと人気の高いオニカサゴの、人気の食べ方や料理などをご紹介したいと思います。

  • 刺身・・・やはりこれがとても美味しいようです。食感もプリプリで上品な甘みが最高!
  • 味噌汁・アラ汁・・・残った、アラと皮は、味噌汁やアラ汁にすると美味しいそうです。
  • シャブシャブ・・・たくさん釣れた時はシャブシャブも最高。アラやコンブで出し汁を取り、シャブシャブに。皮を付けたままでも美味しいそうです。

その他にも、鰭酒(ひれしゅ)、カラ揚げ・煮付け、内臓の湯引きといった食べ方などもあり、工夫次第ではまだまだ色んなアレンジも出来るようです。

なかなか市場に流通しない希少な魚ですが、釣りが好きな方は挑戦してみても楽しいかも知れませんね!

また料亭などで、見かけた場合は、是非味わってみたいものですよね^^

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