レコーディングキングRO327のレビュー! その音や作りは?

レコーディングキングRO327のレビュー! その音や作りは?

これまでもレコーディングキングのギターは2本ほど御紹介してきた訳でありますが、

それだけ私にとっては重宝しているブランドで信頼感も抱いております。

他にも数々の新鋭ブランドが安価で質の良いモノを

作っているのは認めますが、

その中でもトップクラスに安く、また音質には

一定の信頼感のあるレコキンは

筆者にとっては一押しせざるを得ないブランドと

なっています!

という事で今日もそんなレコーディングキングのアコギ

の中からこれも実際に私が購入して演奏した経験を

もとにお話させて頂きたいなと思います♪

では行きましょう!

中国製新鋭ブランド・レコーディングキングのレビュー第3弾♪その音や安定性などは?

RO327のスペック紹介

ではまずは今回御紹介するギターの簡単なスペックから

御紹介します。

RECORDINGKING RO327

ボディタイプ・・・OOOギター

トップ: ソリッドAAAグレードアディロンダックスプルース

バック&サイド: ソリッドイーストインディアンローズウッド

ブレーシング: スキャロップドフォワードX-ブレース

ネック: ワンピースマホガ二ー Vネック

ネック幅: 1-3 / 4 “

スケール長: 25.4 “

指板: エボニー

塗装: ニトロセルロース

といった感じになっております。

ちょうどマーチン社でいうところの、

OOO42やOOO28といったモデルを意識して

作られたという感じでしょうか?

オール単板はもちろんの事、トップに希少なアディロンダックスプルースを用い、仕上げもラッカー塗装に

するなど、このブランドのハイエンドモデルに相応しい

作りのギターとなっております♪

RO327の音

では肝心のその音についてはどうなのかと申しますと、個人的な感想も込みですが、まあ値段の割には

十分に良い音ではないかと思いますね。

まあ弾き語りストの私としましては、そもそも

このギターをメインで使うつもりもなく、

友人にバックで弾いてもらう為に購入したので、

自分の好みでは最初からないのですが、

あのエリッククラプトン愛用でも有名なように

OOOシリーズはソロ演奏にもバッキングにも

両方使えるバランスを持ったギターです。

RO327の音は具体的には、まずやはりトップ材が

アディロンダックスプルースという事で、

その振動はパワフルでしたね。

ネックまでそれが伝わってくるギターは私は

初めての経験でしたので、驚きましたね。

ただその音のクリアさというか綺麗さはシトカの

方が優れているのかなとも思います。

アディロンはパワフルで元気だけど、シトカの方が

粒が揃って綺麗、でもシトカは普通なので、音の個性

としては地味なきもするし・・。

この辺は好みの問題になってくるのかなとは思いましたね。

まあ私がいつも使用している、ラウンドショルダーや

ドレッドノートと較べると、どうしても構造上その

音のボリュームは劣るのかなとは思いますが、

しまったシャープな音という意味ではソロ演奏などを

される方にとっては魅力的なのかなと思いますけどね。

私は弾き語りなんで、やはりボディの大きなギターの

方が好みですけど、ソロって観点から観ればあんまり

でかいギターだと音がもっさりしてしまいますもんね。

やはりこれは一長一短だと思います。

スキャロップドブレーシングとは?

ちなみにレコーディングキングのオールソリッドのギターはだいたいこのスキャロップドブレーシングなる

加工法を施してある訳ですが、

これはトップ板裏についている補強材をギリギリの強度まで落とすためにシェービングしている加工法の事です。

なぜわざわざギリギリまで強度を落とすかというと

、トップ板にとっては補強材は振動の妨げにしか

ならないからです。

しかし全く付いていないんじゃ弦の張力に負けてトップ板が浮き上がってきてしまう。

それを防ぎつつ尚且つトップ板の振動も最大源引きだそうという狙いで行われるのが

スキャロップドブレーシング加工という訳です。

RO327の作りなど

ではこのRO327の音以外の作りなどはどうかと

言いますと、これは他の手持ちのレコーディングキング

ギターにもいえる事ですが、若干仕上げなどは粗い印象を受けます。

特に日本製のギターなどは音云々は置いておいても、

その作りに関しては安価な製品でも細部まで

かなりしっかり作りこんであると思いますが、

文化の違いか会社の方針か・・、

詳しくは分かりませんが塗装に小さなホコリが入って

いたり、塗装ムラが少し見られたりと

実用レベルでは全く問題のない細かなところで

そういった仕上げの粗さは見受けられる気はします。

一応オールソリッドですが、やはり値段の都合上

それほどいい材は使用出来ないでしょうから、

木目などもあまり綺麗じゃない部分もあったりは

しますが、それが音質に関係してくる事は

多分人間の耳には感じられない事だと思いますので、

コスパを考えれば十分にお買い得と思える

訳でございます。

まあただ作り手の顔が見えない以上、そういった

見た目の粗さはいくら品質に問題がないとしても

その将来性などは心配になってきますよね。

これからの生産体制で改善していただいたい点かなと

思いますね!

まとめ

いかがだったでしょうか?

なかなか国内に出回っていないモデルで、

試演奏も出来ないものですので、購入に踏み切るのが

難しいですが、

そんな方の為に少しでもご参考にしていただけたら

幸いに思いますね。

レコーディングキングのみならず最近は本当に

沢山のいい音を鳴らす安価なギターを生産されている新鋭メーカーさんが多いですので、

皆さんも楽器屋さんなどで珍しいメーカーのモデルなど

見かけたら是非チェックして弾いてみてくださいね♪

思わぬ良い出会いがあるかもしれませんよ☆

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