稀に見る凄惨さで世間を震撼させた、座間市の9人遺体遺棄事件。
一方でこの事件の報道の裏側では、もうひとつの前代未聞の騒動が巻き起こっていたようです。
なんと、警視庁の上野洋明(うえのひろあき)捜査一課長が記者らに対して暴言を浴びせていたと言うのです。
上野捜査一課長と言えば、今年の1月にも女性記者に怪我を負わせた事で話題となっていました。
この記事では、そんな上野捜査一課長の暴言騒動の概要や、過去の騒動やその経歴といった話題について、お伝えさせて頂きたいと思います。
上野洋明警視庁捜査一課長が、座間事件の記者発表でパワハラ暴言!
それではまずは初めに、今回の座間事件の裏で起こっていた上野洋明捜査一課長による「暴言騒動」の概要について、見ていきたいと思います。
この騒動があったのは、11月10日未明だったと言います。
この日、警視庁は座間事件の残る8人の身元を発表しましたが、その裏には以下のような動きがあったとか。
まず、警視庁が発表を控えていた被害者の身元について、9日夜、共同通信社とフジテレビが「8人の身元を報じる」と警視庁に通告。
これを受けて上野氏は急遽、10日未明に記者を集めレク(記者発表)を開いたのだそうです。
そして、共同から記事配信の事前通告を受けた上野氏は、男性記者に向かって、
通信社が調子に乗るな!
ブサイクな顔を整形してこい!
と暴言を浴びせたとの事。
さらに、この発言からおよそ3時間後のレクでも、上野氏の暴走は止まらず。
次に上野氏の不機嫌な感情をぶつけられたのは、司会進行などで立ち会った警視庁の広報課のA氏(週刊文春の表記を参照しています。)だったそうです。
上野氏はA氏に、
さっさと仕切れよ!
と怒鳴りつけたと言います。
被害者の職業についての質問が出た際は、A氏に対して、
職業は発表していいの?
と尋ね、A氏が返答に困っていると、
はい、じゃねぇだろ!
と、その胸付近を小突いたとか。
A氏がしどろもどろになると上野氏は、
じゃあオレは言わない!
記者の皆さん、文句があるなら広報課のコイツに言えよ!
と言い捨てたそうです。
こうした上野氏の酷い態度に、その場にいた記者は唖然としていたと言います。
そして共同のキャップが上野氏の”整形発言”に対し、刑事部長を飛び越え警視総監に直接抗議。
総監が事態の収束に動き、幹部の聴取に対し上野氏は、
共同がケンカ腰だったので。
と釈明していたとの事。
さらにA氏が所属する広報課も刑事部に申し入れを行い、こちらも総監が仲裁をしたそうです。
また詳細は後述しますが、上野氏の問題行動は今回が初めてではなく、2017年の1月にも女性記者に怪我を負わせる騒動を起こしていました。
警視庁の関係者によると、上野氏は普段から強面の雰囲気だそうですが、パワハラまがいの言動は日常茶飯事だとの事で、仕事熱心ではあるようですが、いつかトラブルを起こしそうだと見られていたようです。
そんな上野氏を、週刊文春が官舎で直撃すると、
広報を通してください。
わざわざ来ていただいて、すいません。
と、やたらと丁寧な口ぶりで応えたとの事です。
(本段落の情報参照元:「週刊文春」2017.11.22発売号)
上野洋明捜査一課長は、過去にも女性記者に怪我を負わせていた
また前段落でも少し触れましたが、上野捜査一課長は過去にも女性記者に怪我を負わす騒動を起こしていました。
これを報じていたのも週刊文春だったようですが、同誌によると、上野氏は1月26日に行われた刑事部の武道始式で、入社1年目の「TOKYO MX」の新人女性記者・Aさん(23)に全治3週間の怪我を負わせていたそうです。
上野氏は剣道の経験のないAさんと対戦し、腕を目掛けチャンバラのように“横打ち”で執拗に連打。
Aさんは身長150センチ台で細身の体型なため、「大丈夫なのか」と心配する雰囲気が漂い、道場は静まり返ったとの事です。
結局、Aさんは全治3週間の打撲と診断されました。
一方の上野氏は、週刊文春の直撃取材に対し、
防具が付いていない所を狙ったわけではない。
試合で相手が怪我すると怪我をさせたほうは何か問題あるんですか?
と答えていたそうです。
また週刊新潮の報道によると、この件について上野氏は、
試合ですから、真剣にやったんです。
手加減と言っても、私も素人でどのくらいが手加減かも解らない。
初めて防具を付けたから、見よう見まねで、チャンバラみたいになってしまった。
と話していたとか。
また上野氏は柔道は有段者だそうですが、剣道に関しては無段だそうです。
結局、Aさんの方からのコメントはなく、警視庁や「TOKYO MX」も多くを語らずに、この騒動は終息していったようです。
しかし、真剣にやりあったら女性が不利なことは明白と思われますし、上野氏は直情的で融通の利かない性格なのかも知れませんね…。
上野洋明(うえのひろあき)警視庁捜査一課長の経歴
そんな上野洋明捜査一課長ですが、その経歴は以下のようになっているようです。
女性記者を竹刀で滅多打ちにした上野洋明氏の鼻毛が気になる。 pic.twitter.com/izer9zufjI
— デミアン (@boku_demian) February 16, 2017
上野 洋明(うえの ひろあき)
年齢 58歳(2017.2.11の報道時点)
出身地 北海道
家族 妻、長男
モットー 「逃げない、退(ひ)かない、諦めない」
(参照:https://mainichi.jp/)
上野氏は北海道出身で、2017年の2月13日から警視庁捜査1課長に就任されたようです。
捜査1課には、警部補から計12年間勤務していたと言います。
警察官を「現代の武士」と呼び、尊敬する人物は、初代警視総監で「日本警察の父」と称される、川路利良大警視(1834~79年)だそうです。
そしてこの方に憧れて、警視庁の警察官を志したのだそうです。
またある捜査員は、上野氏について、
仕事に厳しい人だが、現場の捜査員のことを常に気に掛ける優しい面もある。
と話していたと言いますので、決して悪い方ではないようですね。
終わりに
という事で、世間を震撼させた座間事件の裏で起こっていた、上野洋明捜査一課長の騒動の報道に際して、その概要や過去の騒動についてお伝えさせて頂きました。
上野捜査一課長にも考えがあるのでしょうが、やはりその熱くなり過ぎる性格が、トラブルの元となってしまうのかも知れませんね…。
凶悪な犯罪者を捕まえるためには、上野氏くらいの気の強さが必要なのかも知れませんが、罪のない一般人の方々には相応の配慮を心がけて頂きたいですね。