2月27日放送のTBS系「有吉弘行のダレトク!?」でも紹介されるようですが、岩手県の西和賀町には”雪納豆”と呼ばれる、幻の納豆があるそうです。
噂によるとかなり希少な納豆のようですが、その名前からも、作り方や味などについて興味が湧きますよね^^
という事で今回は、幻の納豆と呼ばれる”雪納豆”につて、詳しく調べてみたいと思います♪
雪納豆(ゆきなっとう)とは? 特徴や概要
まずはじめに雪納豆とは、どういう納豆なのか、ざっくりと概要をご説明したいと思います。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 10, 2020
冒頭でも書いた通り、雪納豆は岩手県西和賀町の冬の風土から生まれた、伝統の製法で作られる納豆です。
その製法とは、簡単に言うと、大豆をワラに詰め、雪の中で発酵させるというものになります。
またテレビなどでも何度か紹介されているようですが、伝統の技を受け継ぐ方が少ない事もあり、地元の人たちでもなかなか食べる事が出来ないという、まさに幻の納豆になっています。
雪納豆(ゆきなっとう)の作り方
ではそんな希少な雪納豆はどうやって作られているのか、その製法を具体的にご説明したいと思います。
そもそも納豆を発酵させるのに適した温度は40℃くらいと言われていますので、雪納豆の作り方がいかに特殊か分かりますね。
勿論、雪が降り積もる季節や土地でしか作れませんが、雪と納豆作りに必要な材料があれば、理論上は誰でも作る事が出来ます^^
以下に材料から作り方まで、掲載しておきたいと思います。
【材料】
- 大豆(5合)
- 納豆(1個)
- ワラつっとう(わらで作った納豆の入れ物)
- むしろ(わらで作った敷物)
- わら
【作り方】
- 大豆を、指で押してつぶれる位に柔らかくなるまで煮る。
- ワラつっとうを作り、大豆に買った納豆を入れてかき混ぜ、温かいうちにワラつっとうに手早く入れて結ぶ。
- むしろにワラを敷き、納豆つっとうを丁寧に並べ、その上に大根の干し葉を熱して周りにあて、きつくゆわえる。
- 熱を逃がさないように、雪穴を1cmくらいの深さに堀り、ワラを敷き、納豆を入れたむしろを穴に入れ、さらにワラを上にかけて雪を載せて重みにする。2昼夜で、美味しい納豆が出来上がる。
引用:http://www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,12676,120,1,html
環境的にも、技術的にも、なかなか上手く作り上げるのは難しそうですが、興味のある方は挑戦されてみては如何でしょうか?^^
雪納豆の味や料理は?
そして何と言っても気になるのが、そんな手間隙をかけて出来上がった雪納豆の味ですが、2日間雪の中で寝かせる事によって、従来の納豆にはない粘りが出て、寒さで引き締まった大豆が濃い旨みを出してくれるそうです。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 10, 2020
そんなより豆の歯ごたえや旨みが濃厚になった雪納豆は、暖かいご飯にかける定番の食べ方の他にも、「雪納豆のかき揚げ」、「雪納豆の納豆汁」、「雪納豆とキムチ餃子」、「雪納豆のカルボナーラ」などなど、色んな食材と相性もバッチリのようです♪
雪納豆のお取り寄せや通販は?
また気になる点として、雪納豆の取り寄せ方法や、通販での購入の可否がありますが、残念ながら現在は、伝統の技を受継いだ方も少なくなり、通販も含め一切販売されていないようです。
地元の方でもほとんど食べる事の出来ない、”まぼろし”の納豆となっており、食べるためには伝統の技を受継いだ方と交渉したり、作り方を教えてもらうしかないようです。
しかし私達の食卓の定番ながらも、飽きる事のない納豆ですから、機会があればそんな”まぼろし”の雪納豆の味を、体感してみたいですよね!