長年サラリーマンを続けられてきた方でも、会社や家族の都合などをきっかけに、第2の人生に挑戦される方が近年増えているような気がします。
という事で今回はそんな中のお一人で、11月12日放送のTV番組『人生の楽園』に出演される弘兼信哉さん(62歳)について、その経歴や現在の活動内容、またご家族のエピソードや酒米の栽培についてなど調べてみたいと思います。
弘兼信哉さんのプロフィール・経歴
それでは今回の主役となる弘兼信哉さんについて、その簡単なプロフィールをご紹介したいと思います。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 15, 2020
弘兼信哉(ひろかねしんや)さん
年齢 62歳(2016年現在)
出身地 山口県岩国市
経歴 新潟県に本社のあるお菓子会社「ブルボン」に大学を卒業してから入社。
営業部門で西日本地区を担当し、名古屋、大阪、四国徳島、九州小倉など8ケ所を巡り、転勤族として長年勤務されていました。
57歳の時に父親が故郷・岩国市錦町府谷(ふのたに)で亡くなり、高齢の母親の為にも帰郷を決意される。
というように、長年大手企業の営業マンとして働いてこられた弘兼さんですが、お父さんの死をきっかけに会社を辞め地元に帰る決意をされます。
奥さんである千代さん(57歳)は広島県出身の方のようですが、弘兼さんと共に山口県に引っ越す事に反対はされなかったと言います。
過疎化と高齢化の進む地方社会の現状が良く分かるケースだと思いますし、弘兼さんのように仕事を早期退職され家族を優先されるUターン組が増えているんだろうなと感じましたね。
なかなか故郷に帰ってくるにも、ご家庭や仕事の問題で大変なのが多くの人達の現実だと思いますが、弘兼さんのように1からまた再出発される姿勢は、何事もやれば出来るという勇気を貰える気がしますね!
弘兼信哉さんが酒米を作る目的やその想い 家族などについて
ではUターン帰省された弘兼さんが、何故酒米を作ろうとお考えになったのでしょうか?
まず帰郷された弘兼さんの中に、高齢化の進む故郷の為にご自身が何か役に立つ事をしたいという気持ちがあったようです。
そして実家の畑で野菜を作る事から始められ、次第に農業の勉強もされるようになり、食用米より取引価格の高い酒米の栽培を考えるようになったそうです。
弘兼さんの酒米造りは2015年からスタートし、1年目となる昨年は近隣の方々から心配される中、見事酒米の収穫に成功されました。
そして今年も春から酒米を育てられ、間もなく収穫の時期を迎えられるという事です。
弘兼さんにお子さんがいらっしゃるのかは情報が上がっていませんが、奥さんの千代さんは町の病院で働きながら、そんな弘兼さんの酒米造りを応援されているとの事です。
番組予告に映っていたワンちゃんを含め、ご夫婦仲睦まじそうですね♪
是非地域の活性化の為にも、弘兼さんの酒米造りが上手く行かれる事を願っています!
おまけ 酒米の作り方などについて
という事で弘兼さんの帰郷と、その後の第2の人生の活動について簡単にご紹介させていただきました^^
そして弘兼さんが実際に栽培しているのは「山田錦」と呼ばれる酒造好適米であり、日本では日本酒醸造に用いられる代表米のようです。
ここからは余談になりますが、良い酒米の条件としては粒が普通より大きいことが挙げられるそうで、それは米の表面の不純物を取り除き中心の純粋なでんぷんの部分を使う日本酒の製造方法が理由のようです。
そして酒米の栽培に適した産地は昼間は日当りが良く夜は冷え込む地域がその条件に合うという事です。
それは日本では高地になり、山田錦の場合は一般に200メートルから500メートルが良いとされているそうです。
酒米の代表と言われる「山田錦」は兵庫県を初め、日本全国で栽培されているそうですが、近年の少子高齢化に伴う人手不足や、異常気象による農作物の不作など問題点も沢山あるとは思いますが、弘兼さんをはじめとした故郷を愛する人達の活動が、その活性化に繋がれば良いなと感じましたね!