脳腫瘍のため、闘病中だったロックバンド「つばき」のボーカル&ギター・一色徳保(いっしきのりやす)さんが、9日、37歳という若さで亡くなったというニュースが入ってきました。
最近は若くして病に倒れる著名人が多いですが、今回の一色さんの訃報も、とてもショッキングな出来事ですよね。
正直筆者は、生前の一色さんの事をあまり存じ上げませんでしたが、年代や趣味の近い同性として悲しい気持ちがあります。
今回はそんな一色さんの経歴やその人柄、また闘病の経緯や結婚、お子さんなどの情報について調べてみたいと思います。
一色徳保(いっしきのりやす)さんのプロフィール
それではまずは簡単に、一色さんの基本的なプロフィールからご紹介したいと思います。
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一色徳保(いっしきのりやす)
生年月日 1979年9月11日生、2017年5月9日没(享年37歳)
出身地 愛媛県松山市
血液型 A型
学歴 明治学院大学卒
バンド つばき
担当 ボーカル、ギター
活動期間 2000年~
一色さんは、愛媛県出身の37歳でした。
ベースの小川博永さんと、ドラムの岡本奈穂子さんの3人からなるバンド「つばき」を2000年に結成。
インディーズで6枚の作品を発表したのち、2005年2月23日にシングル「昨日の風」でメジャーデビューされました。
「つばき」は余計な音を入れないシンプルな楽曲構成と、内省的でネガティブな歌詞が特徴のバンドと言われているようです。
その後もシングル、アルバムなどをコンスタントにリリースしていたようですが、2010年12月、一色さんが体調不良のため病院で検査をした所、脳に異常が見つかります。
そして入院、手術をという診断を受けたため、活動を休止すると発表されました。
その後、2013年6月30日、「正夢になった夜vol.13?つばき復活編?」(下北沢 CLUB Que)から活動再開となるも、2016年2月5日、一色さんの脳腫瘍が再発し、治療のために再度活動休止を発表。
2016年12月8日には、2017年1月のライブから活動再開を発表しましたが、2017年5月9日、一色さんは脳腫瘍のため逝去しました。
なお、「つばき」は、以下のような音楽を奏でています。
一色徳保さんの脳腫瘍の闘病の経緯
一色さんの脳腫瘍が初めて見つかったのは、2010年の12月だったそうですが、2010年の夏頃から左手などに違和感を感じていたそうです。
一色さんは、整体に行ったり、整形外科に行ったり、レントゲンを撮ったりするものの、異常はありませんでした。
そこで先生から脳神経外科をすすめられ、2010年の11月中旬にはじめて病気が判明したのだと言います。
その後2年半の活動休止となった「つばき」でしたが、一色さんはその間、手術を受けるも麻痺が残り、リハビリ活動をされていたそうです。
そして2013年の6月に活動を再開するも、ギターも弾けない状態だったり、出来なくなってしまった事もあったようで、この時は「復活」とまではいかない、とりあえず「再開」なんだとお話しされていました。
しかし2016年の2月に、一色さんの脳腫瘍は再発し、再び治療のため活動を休止します。
再び入院治療などを行っていたようですが、2017年の1月19日には、ライブに出演されました。
しかし、この時の一色さんの体調は安定せず、波があったため、1曲を歌うのみとなったそうです。
このライブをもって、「つばき」は再び活動を休止。
そして一色さんは、亡くなる2週間前にはほとんど意識がない状態だったといいますが、呼吸をサポートするマッサージを何十人もの友人たちに交代でしてもらい、一色家は一日中、人で溢れていたそうです。
そして最後は多くの方々に慕われ、愛されながら、旅立っていったようです。
一色徳保さんの結婚や子供は?
そんな闘病の末、残念ながら亡くなられてしまった一色さんですが、逝去に伴い、オフィシャルサイトが発表した情報によると、2013年10月にメンバーの岡本奈穂子さんと結婚式を挙げ、夫婦になっていたそうです。
岡本さんは一色さんについて、一番印象に残っているのは、音楽を創っている姿だとおっしゃっています。
生活はいつも音楽と共にあり、ここまで一色さんと音楽を一緒に鳴らすことができたのは、かけがえのない宝物だったともコメントされています。
また、お二人の間にお子さんなどが誕生していたかについては、具体的な情報は見つかりませんでしたが、お二人が結婚されたのは一色さんの闘病の最中だった事から、お子さんをもうける余裕はなかったのではないかと思います。
今後、詳細が判明しましたら、追記したいと思います。
一色徳保さんの性格や人柄は?
そんな一色さんがどんな人だったかについては、正直筆者も詳しく知らないため、ファンのように語る事は出来ませんが、一色さんのインスタグラムなどを覗いてみると空や自然の写真が多かったり、歌声や、涙腺に来るような曲調などからも、大らかで優しい方だったんだろうなと感じます。
また入院中や普段の何気ないツイートなどでも、誰々のアルバムやツアーが良かった!などとコメントされていたようで、本当に音楽が好きな方だったんだろうなと思います。
筆者もこの機会に、「つばき」や一色さんの音楽に触れてみたいと感じました。
一色さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。