アメリカのモデルであるカーリー・クロスさんが、ファッション誌「ヴォーグ」の撮影で、日本人の女性の格好をしたことを批判されて、謝罪したというニュースが入ってきました。
カーリーさんは黒髪のウィッグに、和を意識した衣装を着て、実際に日本のさまざまな場所で撮影を行ったとの事ですが、これが“イエローフェイス”で撮影したと批判されているのだそうです。
この説明だけでは?な部分も多いのですが、今回はカーリーさんのプロフィールも合わせて、この撮影の何が問題で、どう批判されているのかなどを、調べてみたいと思います。
カーリー・クロスのプロフィール
それではまずは簡単に、カーリーさんのプロフィールについてご説明したいと思います。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
カーリー・クロス(Karlie Elizabeth Kloss)
生年月日 1992年8月3日(24歳)
出身地 アメリカ・イリノイ州シカゴ
身長・体重 185cm・52kg
3サイズ 78.5 – 58.5 – 86.5
活動 ファッションモデル
備考 テイラー・スウィフトとは親友
カーリーさんはアメリカ・シカゴ出身の現在24歳のモデルで、アメリカは勿論、日本でも多くのファンがいると言います。
グッチ、ルイ・ヴィトン、ヴェルサーチ、エルメス、ニナ・リッチ、ドルチェ&ガッバーナ、クロエ、ジャン=ポール・ゴルチエ、などなど数多くの広告キャンペーンあるいはランウェイに登場するなど、ファッションモデルとしてトップクラスの活躍をされています。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
またドラマ「ゴシップガール」に出演されたり、歌手・テイラー・スウィフトさんとは親友で、ミュージックビデオ「Bad Blood」に Knockout(ノックアウト)役で出演するなど、幅広い活動をされています。
カーリークロスの撮影の概要
冒頭でも紹介しましたが、今回の件でカーリーさんは、黒髪のウィッグに和を意識した衣装を着て、実際に日本のさまざまな場所で撮影をされました。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
写真家のマイケル・ヤンソンさんが手掛け、相撲力士と写る写真もあったようです。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 12, 2020
つまり今回の批判は、白人の女性が、日本人(アジア人)の衣装を着て、メイクを施して撮影した、これが差別的であると言われているようです。
人種差別の内容の詳細は? ”イエローフェイス”とは?
今回の人種差別と批判されている理由は、“イエローフェイス”で撮影した事と言われていますが、では“イエローフェイス”とは具体的には一体どんな事なのでしょう?
調べてみると、“イエローフェイス”とは、白人俳優が東アジア人役を演じる際に施す舞台化粧をして、演技をすること(白人俳優が黒人役を演じる際に施されるブラックフェイスと類義である)とあります。
そして、今回日本人を模したメイクや衣装をされたカーリーさんの撮影も、この“イエローフェイス”に当たるとされ、それが差別的だと批判されているようです。
カーリー クロスの謝罪や世間の反応
今回の批判を受けてカーリーさんは、
文化的に敏感ではない撮影に参加してしまって、本当に申し訳ありません。私の目標はいつも、これからも女性を力づけて、インスパイアしていくことです。これからの撮影やプロジェクトではそのミッションを反映したものであることを約束します。
と謝罪のコメントを発表されています。
しかし、今回の批判の理屈の通りに考えても、差別された被害者なのは日本なのに、その日本では全くと言っていいほど、問題になっていませんよね。
恐らく批判した方の多くは海外の方だと思われますが、個人的には少し差別についてナーバスになり過ぎているようにも感じましたね^^;
カーリーさんの出身国であるアメリカは多民族な国なので、人種の差別については、敏感なのかも知れないなとは思います。
しかしアートのひとつである、今回のカーリーさんの撮影には、日本やアジアを差別したり、批判する意図は全く込められていなかった訳ですから、強く批判される事ではない気がします。
ともかくも、カーリーさんも、今回の件を軽率な行動として謝罪している訳ですので、今後も変わらず活躍して欲しいと思いますね^^