未だに多くの謎に包まれている、古代の建造物であるピラミッドですが、完成した当時は化粧板で覆われていて綺麗だったんだそうです。
3月11日放送のTBS系「世界ふしぎ発見!」でも放送されるようですが、恥ずかしながら筆者は初めてそのような事実を知りました><
今では周辺の砂漠と同じような、褐色のイメージが強いピラミッドですが、なぜ完成当時は化粧板で覆われていたのか、そしていつから、どうして化粧板は消えてしまったのか、気になりましたので調べてみたいと思います。
ピラミッドには昔は化粧板があって綺麗だった?
では初めに、ピラミッドと化粧板の関係について、考えてみたいと思います。
実はピラミッドと言っても厳密には多用な形のものが存在しており、建造された時代や地域などによっても異なるようです。
ピラミッドは主に、エジプトや中南米などで見られ、形状は大別すると、階段ピラミッド、屈折ピラミッド、真正ピラミッドに分類されるそうです。
普段、私達がイメージするピラミッドと言えば、四角錐で、三角形のものだと思いますが、これは主にエジプトで作られたもので、その中でも有名なものはギザの三大ピラミッドと言われてるものになります。
この三大ピラミッドは大きい順にそれぞれ、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の王墓であると考えられており(厳密には墓としてだけの目的ではないと考えられているようですが、真相は未だに分かっていません)、化粧板はこれらのピラミッドを中心に施されていたようです。
その厚さはなんと2.4mもあったと言われ、材質は石灰岩で出来ていたようです。
そしてそんな化粧板で覆われたピラミッドは、太陽の光を反射して白く輝いていたのではないかと考えられていて、さぞかし荘厳な光景だったと思われますね^^
また何故、そのような化粧板で覆われていたのかの理由については、よく分かっていないようですが、それらを運搬したり加工する事も大変な作業だったでしょうから、単に見栄えの問題だけでなく、何かしらの深い意味が有ったのかも知れません。
ピラミッドの化粧石が消えた訳は?
またこれらのピラミッドから化粧石が消えてしまった理由については、幾つかの要因が考えられているようです。
まずはギリシャ時代に、他の建造物を造るために剥がされたという事と、さらに現代に入ってもカイロの市街地を舗装するために使われてしまったという事のようです。
そして現在ではカフカー王のピラミッドの頂上付近と、メンカウラー王のピラミッドの下部に残るのみとなっています。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 9, 2020
長い歳月に中で、過去の遺産が形を変えていくのは仕方のない事ですが、出来る事ならば化粧板に覆われて眩しく輝くピラミッドを見てみたかったですね><
しかし、そもそも数千年も前の時代に、どうやってそんな分厚い石を、ピラミッドの周囲に覆ったのかも謎ですし、ピラミッド自体もその時代には有り得ないと思われるほどに精巧に設計・建造られているようです。
ピラミッドの建造方法やその目的などについては、現在でも様々な説が挙げられているようですが、未知の可能性を感じますし、とても興味深いですね!
まとめ
という事で、ピラミッドは過去には化粧石によって覆われていて、とても美しかったという説についてご紹介させて頂きました。
まだまだ多くの謎の残るピラミッドですが、今後驚くような新発見があるかも知れないですし、遥か太古の私達の祖先の足跡に思いを馳せるのも面白いと感じました。
真相は勿論、解るものではありませんが、あれこれと空想してみる事で、人生がより深く感じられたり、クリエイティブな生活を創造出来るかもしれませんね♪