近年は海外を拠点にビジネスを興す方や、世界を股にかけて仕事をする方が増えていますよね。
そんな中でラオスという国で、情報化や機械化の流れとは真逆に完全手工業で布製品を作られている日本人女性がいらっしゃいます。
その方の名前は谷由起子(たにゆきこ)さんとおっしゃるのですが、今回はなぜ谷さんが手仕事の布作りをされているのか、またラオスで興した会社の特徴や現地労働者の方について調べてみたいと思います。
谷由起子のプロフィール・経歴 ラオスで起業の理由とは?
それではまずは簡単に、谷さんのプロフィールの方からご紹介したいと思います。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 13, 2020
谷由起子(たにゆきこ)
生年月日 1963年生まれ
出身地 福井県武生市
学歴 東京農工大学農学部卒業
- 1999年 初めてラオスに行く。
- 2000年 仕事としてラオスの方達と活動開始。
- 2002年 ?現地法人H.P.E設立。
- 2008年 ?日本で有限会社H.P.EJAPAN設立。
- 2012年 ?内閣官房国家戦略室より、
世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクトにおいて
途上国ビジネスの分野で感謝状を受ける。
谷さんはご主人がラオスで青年海外協力隊をしていた関係で、1999年に初めてラオスを訪れる事になったそうです。
谷さんは初めてラオスへ行った際に、村の人たちの暮らしの様子を垣間見て、現代においてその力強くて素朴な暮らしぶりに感動されたといいます。
この出来事がきっかけとなって、谷さんはラオスでの手工業の活動を開始されることとなりました。
谷由起子H.P.Eの詳細や活動など
谷さんが興したH.P.E(Handicraft.Promotion.Enterprise)の活動とは、ラオス北部のルアンナムターという地で、レンテン族、黒タイ族、カム族ら少数民族の人々と布をつくる仕事で、およそ200人の人たちと生産・販売を行っています。
— ねたろう (@cQxPGoKcnpEOn4Y) February 13, 2020
そんな自給自足の共同体では、綿花の栽培から染めるための藍づくり、紡ぎ、染め、織り、そして布、服や小物まで、すべて「手」でおこなわれているようですよ。
手工業の布の作り方や特徴
ではそんな谷さんが代表を務める、H.P.Eで作られている布の作業工程や、特徴について見ていきたいと思います。
H.P.Eでの布作りは、ほぼ昔ながらの作り方だという事で、綿花を栽培して摘んで、そこから糸を紡いで、さらに布にしていきます。
そしてH.P.Eでは、染めや織り、その他の加工に至るまで全て手作業という事で、素材の良さや作りの頑丈さが生まれるそうです。
作り手の誠意までこもったその布うや洋服は、私達が普段着ている大量生産品とは、また違った趣と魅力があるようですね。
谷由起子H.P.Eの布製品の購入方法など
そんな谷さんの素朴ながらも力強い活動をご紹介してきましたが、慌しい生活の中で私達が忘れかけている「自給自足」の精神や、生きる事のリアリティを感じさせられた気がしました。
ちなみに谷さんの運営するH.P.Eの製品はみんげい おくむらというネットショップで数多く取り扱っているそうです。
ホームメイド感とエキゾチックさの共存する商品は、ほかにあまり見ないような魅力に溢れているような気がします。
興味のある方は是非一度チェックしてみてくださいね♪