日本ではお寺というと、厳粛で荘厳なイメージが有りますが、全国どこへ行っても、だいたい一様な作りですよね?
しかし世界には色んなお寺があるようで、中でも台湾の石門金剛宮というお寺は、とても風変わりな事で有名なようです。
そしてその石門金剛宮の中でも特にインパクト大なのが、甲子太歳金辨大将軍(こうしたいさいきんべんだいしょうぐん)という神様で、なんとそのルックスは目から手が伸びているという、とても珍しいお姿をされています。
という事で今回は、そんな甲子太歳金辨大将軍についての詳細や、甲子太歳金辨大将軍が祀られている石門金剛宮についても、調べてみたいと思います。
甲子太歳金辨大将軍(こうしたいさいきんべんだいしょうぐん)とはどんな神? なぜ目から手が? 由来について
まずは甲子太歳金辨大将軍(こうしたいさいきんべんだいしょうぐん)について、一体どんな神様で、そもそもなぜ目から手が飛び出す姿になっているのかについて見ていきたいと思います。
一説ではこの神様は、『封神演義』に出てくる楊任(ようにん)という人物がモデルだと言われています。
楊任は当時の帝の身勝手な執政に対し諫言したところ、逆に怒りを買ってしまいました。
そのせいで両目を抉(えぐ)られてしまいましたが、これを哀れに想った仙人に救われ、仙人が薬を目に入れたところ、手が生えてきて掌に目ができたと言われています。
これほど奇抜な見た目ですが、決してふざけて作られた訳ではなく、とてもシリアスな理由があったんですね。
きっと、とても広く鋭い見識をお持ちの神様なんでしょうね。
石門金剛宮とは? 台湾の風変わりなお寺・画像
さらにこの甲子太歳金辨大将軍(こうしたいさいきんべんだいしょうぐん)が、祀られている石門金剛宮というお寺は、その他にも個性溢れる神様達が沢山いるようで、知る人ぞ知る、台湾の名スポットになっているようです。
以下にその代表的な一部をご紹介したいと思います。
まずは金剛宮のメインである四面仏から。
四面仏はその名の通り顔が四つあり、それぞれに福・禄・寿・喜を表していて、一つずつにお参りをすることができます。
さらに、「甲子太歳金辨大将軍」も置かれている、「六十甲子太歳」というコーナーには十干と干支を使って表される、60通りの年に従って振り分けられた神様がずらりと鎮座しています。
「巨大臥仏」。
大量の羅漢が置かれた部屋「五百羅漢殿」。
さらに、「地獄めぐり」コーナー。
などなど他にもまだまだ見所は沢山あるようですが、地獄コーナーを抜けると、そのまま天国コーナーに繋がっているようです。
石門金剛宮のアクセス・料金
さらに石門金剛宮は一階には無料でお茶を提供してくれる休憩所や、海が見え開放的なロケーションの三階などといった見所やスポットもあります。
アクセスは台北からMRTで淡水駅下車、そこからバスで40分となっているようです。
【石門金剛宮】
住所:新北市石門區富基里?仔?41-3號
入場料:無料
営業時間:7:30-18:00
定休日:なし
交通:MRT淡水駅からタクシーで約40分
URL:http://ssumienfo.myweb.hinet.net/
台湾旅行に行かれた際は是非立ち寄ってみては如何ですか?^^